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『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』アイスも食えるしスムージーも飲めるよ

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

 

作品情報

監督・キャスト

監督: 宮藤官九郎
キャスト: 長瀬智也、神木隆之介、尾野真千子、森川葵、桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、シシド・カフカ、清、古田新太、宮沢りえ、坂井真紀、荒川良々、瑛蓮、みうらじゅん、Char、野村義男、ゴンゾー、マーティ・フリードマン、ROLLY、快速東京、木村充揮、関本大介、ジャスティス岩倉、烏丸せつこ、田口トモロヲ、片桐仁、平井理央、中村獅童

日本公開日

公開: 2016年6月25日

レビュー

☆☆☆

劇場観賞: 2016年6月27日

 

宣伝でも流れていると思うし、そもそもこれが原因で上映延期になったのだからネタバレではないだろう…ということで書かせていただきますが、バス事故、リアルに出てきます
それを不謹慎だと思う方は初めから観に行かない事をお薦めしておきたい。

クドカン作品だからね…不謹慎と下ネタはある意味売り物だよ。マザファッカーーー!!

◆あらすじ
修学旅行で乗っていたバスが事故に遭ってしまった男子高校生・大助(神木隆之介)。ふと目を覚ますと、炎が渦を巻く中で人々が苦しめられている光景が目に飛び込んでくる。地獄に落ちたと理解するも、同級生のひろ美に思いを告げずに死んでしまったことに混乱する大助。そんな彼の前に、地獄農業高校軽音楽部顧問にしてロックバンドの地獄図(ヘルズ)のリーダーである赤鬼のキラーK(長瀬智也)が現れる。彼の指導と特訓のもと、地獄から現世に戻ろうと悪戦苦闘する大助だが……。(シネマトゥデイより引用)

弥次喜多以来のミュージカル(?)

まぁ~クドカン信者にとっては、ある意味、久々の祭りである。

それがミュージカル(?)なんだもの。…いゃ、ミュージカルでしょ。『真夜中の弥次さん喜多さん』以来、久々のミュージカルでしょ。

 

クドカンの作品にはいつも音楽が重要な位置を占めているわけだが、今回はロック…らしい。毎度、歌詞はクドカンが書いてます。。

「俺の右腕はカート・コバーン 左腕はジミヘン 下半身はマイケルジャクソン 声は忌野清志郎」

…ひどい。。

けれども、メロディに乗っちゃって長瀬のボーカルで流れちゃえば聞けるのだった。
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面白いと言っていいんだかよく解らないけど楽しかった。

主題歌以外はそれほど乗れないキーンキーンバンド、ぐらぐらするカメラワーク、まさに「地獄」だった。。

落ちる切っ掛けの不謹慎さといい適当なお下品さといい、まぁクドカンだなって。賛否両論でしょうね。それでいい。

「死」の話

それでも、クドカンは「死」を描き続けるんだな、と思う。

 

今回のストーリーには『弥次喜多』へと繋がる部分がたくさんあった。弥次さんが転生してここに居るんじゃないかと思ったくらいに。

 

「死」をこんな風に描いているのだから不快に思う人もいるだろう。

けれども、まぁ私は死後の世界がこんなだったら、それなりに楽しいかもね、と思うのだ。

 

クドカン的『地獄八景亡者戯』である。とても、いい。

クドカンファミリーの出演が嬉しい(笑)

役者さんはほぼ安定のクドカンファミリー。

 

長瀬や桐谷くんとのタッグは安定感ありすぎだし、神木くんも「11人もいる!」でお馴染み。
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大人計画の役者さんも当然のごとく出演…だが、猿時(爆)本当に最初気づかなかった。
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そして、閻魔大王は最後まで生瀬さんだと思い込んでいた!!
とにかく、みんなメイクが凄すぎて誰だか解らないよ。

中村獅童はEDで名前見つけてビックリして、家に帰ってからgoogleったくらい(笑)

役者さんを探しながら見るのも答え合わせみたいで楽しい。

 

長瀬も神木くんもサイコーだが特筆すべきは「ひろみちゃーーーん!!!」だろ。

 

もりりん可愛い!!だけで見れるほどの可愛さ。 そりゃ同じところに転生したいだろう。

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脳がぐらぐらする地獄のロックを体験して、現世でちょっと泣く…。そういう作品。

青春半ばで散った魂がこれだけ彷徨うというのも、切ないね。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね

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以下ネタバレ感想

 

大助が地獄へ落ちた理由が「小のトイレを大で流した」とか「死神にあだ名を付けた」とか軽すぎでしょ…と思ったら、まさかの自分のせいでのバス事故とは~。。いやぁ。でも故意じゃなくても地獄行きというのはちょっと気の毒。

 

しかし、あの天国は、永遠だと考えるととても退屈そうだ。

けれども、私向けではあるかも知れない。テレビを見たり寝たりしてればいいんでしょ…死んでいるから寝っぱなしでも腰も痛くならなさそうだし(笑)

 

「隣に居た人が突然居なくなる」

人生には確かにそういう体験をすることもあるかも知れない。

事故もそうだし、あとは突然の災難。例えば、震災。

「あまちゃん」からまた新たにクドカンは考え始めたのかも知れないね。その日その日を大切に生きること。隣に今いる人を大切にすること。

 

時間を超えて、ひろみちゃんとキス…いいシーンだった。ちょっと泣けた。

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「私も好き!」

ひろみちゃんの笑顔が輝くようだった。

 

触れ合える幸せは現世にしかない。「今」を大切に。
アイスクリームもスムージーも地獄にはないよ。

 

※中村獅童の出番は、あの精〇の段らしいので……2度見る方はご確認を(笑)

・『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』公式サイト

 


TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ@映画生活トラックバック
・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

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comment

  1. こんにちは。
    トラックバックにお手数をおかけしたようで、申し訳ありませんでした。
    長瀬智也ファンの私はこの作品大好きですわ。
    ソフトが出たら買ってもいいかな、と思ってます。
    語りたいポイントは本当に沢山たくさんあるんですけど。
    私が一番ぐっときたのは、ヒロミが大助を好きだった、というのを確認した芝犬大助がとっとと去って行くシーンです。
    宮沢りえのバックを横切る芝ワンコの小さな姿に、涙が出そうになりました。
    それから先の大助の行動も良かった。
    一番の心残りだった、ヒロミが大助を好きだった、を確認できたらスッパリ自分の未練を断ち切って、キラーKの歌を天国に届けるということに邁進する。
    その潔さが本当に気持ちよかったです。

  2. BROOK より:

    >時間を超えて、ひろみちゃんとキス…いいシーンだった。
    そこに至るまでがホント酷かった(褒め言葉)けれど…
    最後のこのシーンでかなり救われました♪
    たしかにちょっと泣けましたね。
    クドカンワールド全開といった感じで、
    好き嫌いがハッキリと分かれそう。
    私はかなり好きな作品となりました^^
    ちょっとサントラが欲しくなったくらい。

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