死霊館のシスター
原題 : ~ The Nun ~
作品情報
監督・キャスト
監督: コリン・ハーディ
キャスト: タイッサ・ファーミガ、デミアン・ビチル、シャーロット・ホープ、リリ・ボーダン、ボニー・アーロンズ、イングリッド・ビス
日本公開日
公開: 2018年9月21日
レビュー
☆☆☆
劇場観賞: 2018年9月26日
ねえねえ、なんで一人で行動するの?させるの?ないわぁ。ないわーー。
◆あらすじ
1952 年、ルーマニアの修道院でひとりのシスターが自ら命を絶つ。不可解な点が多いこの事件の真相を探るため、教会はバーク神父とシスターの見習いアイリーンを修道院へ派遣する。二人は事件を調査していくにつれ、この修道院に隠された想像を絶する秘密へとたどりつく。バーク神父とアイリーンは、決して関わってはいけない恐るべき存在“悪魔のシスター”と対峙することになる―。(Filmarksより引用)
アナベルちゃんのいない『死霊館』前日譚。制作はこのシリーズでもおなじみジェームズ・ワン。
個人的に「調査の切っ掛け」が恐い
ホラーが恐いか恐くないかというのは、観客の苦手描写が劇中にあるかどうかも大きいと思うのですよ。
以前からたびたび書いていますが、私はシスターの「あの」遺体描写が本当に嫌いなんですよ。心から恐い!「だからこの映画が恐かった」と言ってしまっても間違いじゃないと思われます。
そして、劇場がね。……とても空いていて、前の方に席を取り過ぎて、ど真ん中で1人だったので……2Dだったけれどもスクリーンの部屋の中に居る感ハンパ無かったのです。つまり、めちゃめちゃ恐かったです!!
いや、ツッコみ所もハンパ無かったけれど。
指の間から見つつツッコむという……(笑)
上映時間96分
いわゆる、あっちからこっちからワッッ!と出てくるお化け屋敷系ホラーでした。
上映時間が96分と短いのも、ジェットコースター的に緊張感が途切れなくて良かったと思っています。
『死霊館』とはちょっと違うかな
シリーズとして見た場合、一番初めの切っ掛けの話になるようですが、これはちょっと違うんじゃないかな……とは思います。
まぁ、つまり、後々の話はこれを呼び出しているわけですから、違ってもいいのでしょう。
自分は元々エクソシスト系に恐さを見い出せない方なので、こちらの方がまだ好きかも知れないです。(ただし、真実味には欠けたと思います)
「記憶探偵」のタイッサ・ファーミガが可愛い
『記憶探偵と鍵のかかった少女』のタイッサ・ファーミガさんは相変わらず可愛い!
このシリーズではずっとサイコ先生ロレイン・ウォーレンを演じているヴェラ・ファーミガさんの妹なのだそうで。初めて知った。姉妹で清楚な美人系。
時代が違うので、お姉さんは今回はご出演はありません。(実は、無く、も無い)
え、そこでお着替え?とか色々とツッコみはあるものの、この映画に恐さを見い出せなかった方はタイッサさんの可愛さを楽しみましょう。白も黒もイケるぜ。
何だか雑な神父の行動にツッコみつつ、巨大なお化け屋敷ゲームを楽しむ1本。
何度も、うわっっ!!と言います。それは保証する。
以下ネタバレ感想
これは実話なの?
実話だ実話だと言われているこのシリーズですが、超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻に持ち込まれた怪奇現象をドラマ仕立てにしていることは真実のようです。
しかし、それと今回の作品は無関係……完全創作らしいです。
ヴァチカンにこんな事件の1つや2つは隠されていても不思議はない気はしますね。
バーク神父が言っていた通り、きな臭そうな感じ。
しかし、バーク神父とは一体何だったのでしょうか。
役に立たないもほどがあるだろ……。
案内係の一般人、フレンチの方がよほど頼もしいじゃん。
私ゃ、あの、墓に閉じ込められるシーンで早くも出番終了かと思っちゃったよ。
しかし、上にも書きましたが、冒頭の首吊り死体と、もう一つ恐かったのはこの墓のシーン。
墓の鈴は日本の「即身仏」(生きたまま土の下で瞑想してミイラ化するという究極の修行。生きている間は土の下で鈴の音がしたという)を思い起こさせられ、これも以前から恐かったので、本当に泣きそうでした。神父のバカバカ、迂闊者めーー!
はい……
個人的にものすごく怖かったシーンは前半で終わりました。
後は音やババーーーンにビクビクしていただけです。何度、シムラ後ろーーー!!と心で叫んだことか。
まぁ、世界観は好きだったので(そしてタイッサ・ファーミガが可愛かったので)劇場で観る価値はありました。
お化け屋敷系の中では好きな方。
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