リピーテッド
~ BIFORE I GO TO SLEEP ~
監督: ローワン・ジョフィ
キャスト: ニコール・キッドマン、コリン・ファース、マーク・ストロング、アンヌ=マリー・ダフ、アダム・リーヴィー、リン・ルシ、ディーン=チャールズ・チャップマン、レウェラ・ギディオン、ロージー・マクファーソン、チャーリー・ガードナー
公開: 2015年5月23日
2015年5月27日。劇場観賞
原作(原案)は、英国推理作家協会・最優秀新人賞を受賞したSJ・ワトソンの小説『わたしが眠りにつく前に』。製作総指揮は、『グラディエーター』『ハンニバル』のリドリー・スコット。
ネタバレ厳禁サスペンスなので、なかなか語りづらく感想すら述べにくい。だから、感想のほとんどは後半のネタバレ欄で。
ただ、まぁ…想定内っちゃ想定内だよね…あ、言っちった。。
◆あらすじ
目覚めると前日までの記憶が全てリセットされてしまう特殊な障害があるものの、献身的な夫(コリン・ファース)に支えられ日々を送っているクリスティーン(ニコール・キッドマン)。ある日、医師だという人物から電話がかかってくる。それを受けたクリスティーンは、夫に黙って彼のもとで診察を受けていると聞かされ、数週間前から自分が毎日の出来事を映像で記録していることも教えられる。その映像を捜し出して再生する彼女だったが、そこには信じられない光景が収められていた。(シネマトゥデイより引用)
〇〇〇は〇〇〇の方が良かったと思うわけだが、それもネタバレだし言えない。。
決してつまらなかったわけではなく、かなりハラハラしながら入り込んで見た。ただ、こういう設定なら必ずこういう方向になる事は観客の予想の範ちゅうなので…いや、もう、やめておこう。後は後半のネタバレ欄で。。
ニコちゃんとコリン・ファースの夫婦役は『レイルウェイ』でも見たね。今回は立場的には引っくり返った…感じ?
40歳の役でも全然OKなバックヌード…うーーん美人は後ろ姿まで美人です。
限られた時間しか記憶が保たないという高次脳機能障害。映画だと『ガチ☆ボーイ』や『博士の愛した数式』が好き。まるで物語のような症例だけれども実際にこの障害に苦しむ人はいる。
目覚めるたびに記憶が20代前半に戻っていたら、何よりも鏡を見た時に一番驚きそうだ…。毎朝ショックがデカすぎて1日何もやる気になんないーーー!…と思ったのでした…。
いくら今も美しいニコちゃんだって、くっそーー化粧が乗らねーーくらいは思うはずだ…きっと…。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
こういう設定でサスペンスなのだから、
・クリスティーンを殺そうとしたのは「ベン」だ。
・動機はクリスティーンの浮気、あるいはベン自身の浮気(相手は恐らく赤毛の友達)
・ナッシュ医師は怪しすぎるので犯人じゃないだろうけれども、もしかしたらこの人が本物の「ベン」なのでは。
・という様々な妄想に主人公が捕らわれているだけで、実は夫・ベンはただのイイ人……。
くらいは想像しながら見る。
実際、ベンの演技が(あ、この場合はコリン・ファースさんの事じゃなくて、外の人「ベン」の演技ね。)上手すぎて騙されそうな部分もあったし。
この女、浮気していたくせにダンナの方を責めるのか。子どもが死んだことをあんたのせいで忘れられないダンナを責めるのかよ…と、だいぶクリスティーナに対して不快感が募ったし。
結果的には、「ベン」はベンじゃなかった。自分を襲った「マーク」だった…という…既視感あるオチ。登場人物も少なくて、絡ませるエピもあまりないから仕方ないよね。
マークがわざわざ病院にナッシュ医師を訪ねて行った時は、刺すか何かするのかと思った…けれども、ただ毒吐きに行っただけだった。そういう意味でも、とても緩い。。
上↑でちょっとツッコんだけれども、外見はどうでも心は20代前半でしょ。ギャルでしょ。ベンやナッシュ医師みたいなオジサンに簡単に寄り添って行っちゃうのもどうかと思うの。。
ラストは、主人公はもちろんナッシュ医師も無事で、本物のベン(アダム・リーヴィー)も優しくて、息子アダム(ディーン=チャールズ・チャップマン)も生きていて抱き合って…って、何だこのハッピーハッピーさは…という…。
おまけに、もしかしたら記憶喪失も治りそう?何だかな…。
いや、不幸になれというワケではないが、この手のストーリー、ラストはバッドエンドの方が後を引くよね……と思ってしまったのでした。ごめんなさい。明日の朝、目覚めたらもうこの映画の事を忘れちゃってるかも。。
・『リピーテッド』公式サイト
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