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『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』ドラマの最終回祭り

劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-

『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』感想

作品情報

監督・キャスト

監督: 西浦正記
キャスト: 山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか、新田真剣佑、かたせ梨乃、山谷花純、丸山智己、杉本哲太、安藤政信、椎名桔平

日本公開日

公開: 2018年07月27日

レビュー

☆☆☆

劇場観賞: 2018年08月01日

 
2019年12月7日、あの「コードブルー」の映画版を地上波テレビ初放送するというので……そういえば感想記事UPしてなかったな、と今さら上げているわけである。(2019年12月6日)

短観です。そんなに良い事も書いていません。「見た」記録。

このレビューは短感です。たぶん追記はしない予定です。「見た」記録。

あらすじ

別れまで、あと3週間-。あなたなら、大切な人に何を伝えますか?地下鉄トンネル崩落事故から3か月後、旅立ちの時が迫る藍沢たち。その旅立ちが「別れ」を意味することに気づきながらも、彼らは10年間を共にした互いへの思いを抱えたまま、日々を過ごしていた。しかしそんな彼らの思いに構うことなく、出動要請が入る…(Amazonプライムより引用)

テレビドラマを観てきた人への最終回

フジテレビ連続ドラマ『コード・ブルー』の最終回SPとしては良い作品だったと思うが、今まで一度もこのシリーズを見た事がない方には1本の映画として特にお薦めしない。

いつものように「今までのコード・ブルー」から始まる構成、イメージ映像のような回想、懐かしい登場人物、初見の人はこの辺で絶対に「なんじゃ??」ってなる(笑)

今までこの世界を堪能してきた視聴者だけが「懐かしい!」ってなります。たぶん。

群像劇に泣ける…けど詰め込みすぎ

構成はいつものようにエピソードの入れ子。ツッコみ所満載だが、いつの間にかウルウルしている。

14歳の少年の話が一番つらかった。命を出来る限り救い出来る限り生かそうという医師たちの活躍は尊い。仕事描写にはいつもながら涙。

彼らの人間的な成長も、ずっと見てきた身としては、もう親のような気持ちで応援してしまう。
 
ただ、いつものように全員のエピソードを2時間に詰め込むのはちょっと苦しかった。

群像劇で綴って行くのがこの作品の特徴なわけだが、藍沢耕作(演 – 山下智久)、白石恵(演 – 新垣結衣)、緋山美帆子(演 – 戸田恵梨香)、藤川一男(演 – 浅利陽介)、冴島はるか(演 – 比嘉愛未)の4人のフェロー+1看護師を主要人物として始まった『コード・ブルー』。第3シーズンから4人の新人が加わっています。計9人分も2時間でアレコレやるのは無理がある……。
 
そして予告でも散々やっていた「未曾有の連続大事故」とエピソードの数々が、テレビドラマでずっと描き続けてきたアレコレの焼き直しみたいになっていて、えっ、せっかくの映画なのに……と思ってしまったのだった。その辺の塩梅がちょっとひどいので、後半に行くにつれてどんどん冷めていく自分がいた。つらい。

(〇〇式のシーンなんて、ちょっとその〇〇ス、いきなり〇〇って言われてもね……〇そうだしホント風邪ひかないかと心配したよね……)

テーマ曲が最後まで「HANABI」なのは讃えたい

個人的には、このシリーズのファンだからこそ、内容的に不満がある。せっかく2時間スクリーンを観ているのだから、ここは細かい群像劇は削って大事故の現場で命を救うために走り回る彼らを堪能したかったよね……。

シリーズ通して、大事故や災害現場のクオリティが髙かったドラマの総決算として、そこに2時間の力を注いでほしかった。

今までの災害映像は見ているだけで泣けちゃう。

 
ヒットドラマの「主題歌売ろう売ろう大作戦」に乗らず、全シリーズ通してMr.Childrenの『HANABI』を使い続けたのもこの作品の素晴らしいところ。

だから、もう本当に……ドラマのラストとしてはいい祭りでした。

 


以下ネタバレ感想

 

冒頭の飛行機事故の時、まぁ、現れるとは思っていたけれども、突然現れた藍沢にドクターXの「失敗しない女医」が入って来るシーンが重なって見えたわ(笑)

 
(でも〇〇式のシーンは、ちょっとその〇〇ス、いきなり〇〇って言われてもね……〇そうだしホント風邪ひかないかと心配したよね……)

って、わざわざ伏字にしたけれども、予告映像で結婚式のシーンが入ってるの、ちゃんとあるじゃんね~~。
『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』感想 おめでとう冴島
 

冴島はシリーズ通して、婚約者は大病だわ、婚約者の母からは「息子を捨てるな」プレッシャーかけられるわ、介護生活を決意したら死んじゃうわ、やっと藤川と幸せになれると思ったら流産するわ、藤川が大事故に遭うわ……と不幸の塊のような女だったので、いや……もう、心から「おめでとう」と言うわ。

でも、「結婚式のシーンは、ちょっとそのドレス、いきなり着ろって言われてもね……寒そうだしホント風邪ひかないかと心配したよね……」(←伏字正解)

みんな、ちょーー分厚いダウンとか着ている中、外であのドレスはひどい……新たな悲劇が起こりそう。
 
お祝いも1人ずつ読まなくても~~という気はするが、まぁやっぱり見てきた者としては嬉しいし、最後まで色々書いたけれども、いや、このシリーズは本当に好き

12/7 追記。

あれ、自分の言葉かと思ったらセリフだったのね。みんな役者だーー(今さらだけど)
 

みんな、いつまでも幸せでいて。

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★前田有一の超映画批評★
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