グレムリン
原題 : ~ Gremlins ~
作品情報
監督・キャスト
監督: ジョー・ダンテ 脚本: クリス・コロンバス 製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ
キャスト: ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ、ホイト・アクストン、フランシス・リー・マッケイン、ポリー・ホリデイ、グリン・ターマン、ディック・ミラー、ケイ・ルーク、スコット・ブラディ、ジャッジ・ラインホルド、ジャッキー・ジョセフ、ベリンダ・バラスキー、コリー・フェルドマン、ジョナサン・バンクス、ハリー・ケリー・Jr、エドワード・アンドリュース、チャック・ジョーンズ
日本公開日
公開: 1984年12月08日
レビュー
☆☆☆☆☆
劇場観賞: 1984年12月
公開当時、渋谷で観たことを覚えている。あれから35年!以前はしょっちゅうテレビ放映されていたのでその度に見たなぁ。人生で一番見ている映画かも知れない(笑)とにかく、ギズモが可愛くて可愛くて可愛くて……。
「クリスマス映画」と言われるといつも一番最初に頭に浮かぶ。いろんな意味で!(爆)
あらすじ
クリスマス。ビリーは発明家の父親からとっても不思議な生き物モグワイをプレゼントされた。このモグワイを飼うには3つの大切な約束がある。1つめは水に濡らさないこと。2つめは光を当てないこと。そして3つめは、真夜中の12時過ぎには絶対に食べ物を与えないこと……(グレムリン(Amazonプライム)
より引用)
モグワイが可愛くて
見所の一つは、パパからビリーへのプレゼント、モグワイのキュートさ.♥
「ギズモ」(gizmo : 意味は直訳すると「仕掛け」。ここでは発明家のパパらしく「小っちゃなヤツ(機種)」のような事)と名付けられた彼は、大きな瞳でジッと興味対象を見つめ、テレビなどに映る物の行動をマネし、キーボードに合わせて歌も奏でる。やることなすこと1歳児のよう。抱きしめたい!
ティザーで初めて目にした時には何やら不気味な様相に見えたこの小さな生き物が、スクリーンの中で動き出すととんでもなく可愛らしい魅力を放つあたり、E.T.と似たところがある。(スピルバーグさんは監督ではなくて総指揮だけれど)
✨✨製作3⃣5⃣周年✨✨
イタズラ好きなモグワイの大騒動がパッケージも一新した可愛いデザインの 4K UHD で初登場🎉😘可愛くて、いたずら好き、不思議な生き物モグワイがクリスマスに巻き起こす大騒動💥
『#グレムリン <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>』11月20日リリース https://t.co/aA1PfEmQRy pic.twitter.com/20scw6UKGb
— ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント (@WBHomeEntJP) September 21, 2019
CGではなく、お人形
35年前!当時はまだCG技術は発達していないので、この撮影は全般に渡ってパペットが使われている。しかも何種類ものお人形を制作して動きを出しているのだから凄いよねぇ。
「ムービープラス」で久しぶりに見たのだけれど、お人形だからこそ出るワチャワチャしたキュートさよ……。
欲しいよねぇ……飼うのが大変だけれどね(笑)
ジェリー・ゴールドスミスの名曲
ギズモの可愛さ、飽きさせないストーリー展開だけではなく、それを盛り上げる劇伴もこの作品を名作にしている重要なモチーフ。
『オーメン』でもお馴染みの巨匠ジェリー・ゴールドスミスのあの名曲が、もう、天才の技。
天才に向かって天才だなんて失礼だけれど、あの♪テテテテッテレーー♪テテテテッテレーー♪テッテテッテレテテレッテーー♪の曲調だけで、モグアイのキュートさもファニーさも、凶悪なグレムリンも全部思い出せるのだから、ああ、もう天才……。
EDまでキモ可愛いので、これから初見という方は全部くまなく楽しんでいただきたい。
でも、グロいシーンいっぱい
実は気を付けていただきたいのは、ここ(笑)
ギズモは本当に可愛らしいのだけれど、この映画、結構グロいんだよね。(だからホラーに分類してみた(笑)実際はたぶん「SFファンタジー」?)
悪いクリーチャーは退治されるのがお約束だけれど、そのシーンもかなりグロテスク。公開当時のファミリー向けクリスマス映画で、このレベルのグロさを隠さないというのは時代かしら(笑)現在、アメリカではPG指定作品だと記憶している。
まぁ、うぉあぁぁ……と言ってしまうのは確かなんだけれども、お母さんのキッチンシーンなんかはなかなか爽快感もあるぞ。
包丁2本両刀使い、フードプロセッサーからレンジまでフル活用。チーーン……。
そしてクリスマスのトラウマ
「クリスマス映画」と言われるとこれを思い出す。と冒頭に書いたけれども、何より一番印象に残っているのがケイト(フィービー・ケイツ)の「私がクリスマスを嫌いな理由」だよね(爆)
恐ろし過ぎるエピソードだわ。(そこだけはネタバレ枠に。)
「クリスマス映画」って、ラブかホラーに分類されるものなのかな、って、世に溢れる「クリスマスのお薦め映画」という記事を見ているとそう思う。
少なくとも、クリスマスを楽しく明るく過ごしたい家庭には私はあまり薦めないけれど(笑)
しかし、「人間は約束を破る生き物で、破られた約束の果てに待っているのは破滅である」という教訓ではある。
そうならないように自戒して新しい年を迎えましょう。アーメン。
とにかく、ギズモは可愛いから見て。
以下ネタバレ感想
ケイト(フィービー・ケイツ)の「私がクリスマスを嫌いな理由」。
私が9つの時、クリスマスの日からパパは家に帰って来なくなった。クリスマスが終わっても戻らないパパを、ママと2人で何日も待ったわ。
ある寒い日に暖炉に火を入れようとして、何か煙突にある事に気づいた。消防士が来て煙突を調べてくれたの。ママと私はネコか鳥の死骸があるんだと思ったわ。
でも、そこにあったのはパパの死体だった。」
サンタクロースの服を来たパパが、プレゼントを持って煙突から降りようとして首の骨を折って死んでいたって……。
そんな恐ろしいことになったら、一生「メリクリ~~」なんて言ってられないよねぇ……。
ケイトがこの話をしている間、特に回想シーンはなく。語りだけだったのに妙に印象的で。
私が「クリスマス映画」と言われて一番に思い浮かぶのは、この語りの内容。=『グレムリン』。
全国のサンタさん、煙突に気をつけて。メリクリ。
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★前田有一の超映画批評★
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モグワイかわいいよねえ\(ᵔᗜᵔ*)/