コンジアム
原題 : ~ 곤지암/GONJIAM: Haunted Asylum ~
作品情報
監督・キャスト
監督: チョン・ボムシク
キャスト: イ・スンウク、ウィ・ハジュン、パク・ジヒョン、パク・ソンフン、オ・アヨン、イェウォン、ユ・ジェユン
日本公開日
公開: 2019年03月23日
レビュー
☆☆☆☆
劇場観賞: 2019年3月27日
POV映像系ホラー好きな方は満足感ある出来かも。それ以上のジワジワ来るヤツは期待しない方がいい。……と、さっきまで思っていたんだけれども、真夜中にこのレビューを書いている最中、ふと気づいたことがあって……いやん、恐い~~!!って、なっている今(泣)
ああ、ネタバレしたい~~、でも、事前情報はなるべく見ないで行って欲しい~~!
あらすじ
入院患者の集団自殺や病院長の行方不明事件などで閉鎖が決まり、長い間人の出入りがなかった精神科病院に、心霊体験のため訪れた7人の若者が奇妙な事件に巻き込まれる・・・……(Filmarksより引用)
『箪笥』に次ぐ韓国ホラー映画歴代2位という事だけれども、作品としてどちらが好きかと言われれば『箪笥』である。
あれは恐いというよりも切ないオカルトファンタジーだよね。こっちは、ガンガンドンドン来るヤツだよね。
「コンジアム」の意味は韓国の地名「昆池岩」
世界7大心霊スポットに選ばれた、実在の廃病院。ということである。
患者が亡くなったり院長が居なくなったりという噂は以前からあって心霊スポット好きのメッカになっていたらしいけれども、この映画がヒットしてからは本当に名所のように訪れる人が増えてしまったという。
行くなよ……みんな……。
イ・スンウク引退?
廃病院の中に入り、リーダー的な役割をしていたイ・スンウクが、この映画の出演を機に俳優引退したとか(イケメンだったのに)。
壮大なるステマなのか、ただの個人的な事情なのか、それとも……何かあったのか……。
そんな事でも、話題を呼んでいるわけである。モヤモヤ。
徹底したPOV視点
この手の心霊スポット行く行く映画では多いPOV視点。手持ち以外にアクションカメラも着けて、『ブレアウィッチ』や『グレイヴ・エンカウンターズ』よりもハイテクな感じになっている。
実際に病院内に入ってからの映像以外……メンバーが集まってワチャワチャする最初の合コンシーンね、そこも全てこの手法で撮っている。(ことになっている。)
見終ってすぐは、同じ精神病院撮影POVということで、『グレイヴ・エンカウンターズ』の印象が近いと思った。
個人的には所々の理由で(それは下のネタバレ欄で)『ブレアウィッチ』には届かないと思っていた(今は違うけれど)。
ネタバレはもちろん、できたら公式も見ずに行って欲しい。個人的に凄く苦手な映像があって、それ、観に行く前につい公式で見ちゃったんですよね。おかげで恐さが半減したので……。
最初の長ったらしい合コンシーンについては、下のネタバレ欄に書きます。
以下ネタバレ感想(と、後から考えてゾッとしたこと)
病院に入るまでが長くて眠かったんですけど、最初のドンっ!!で目が覚めたわ(笑)おおーー恐っ!
あの、ジヒョンが全黒目になってワキャワキャワキャワキャ……って声が響くシーンね、あれ、私、観賞前に公式で見てしまいまして。
個人的にああいうの苦手なので、きっとスクリーンで初見していたら恐かったと思うんですよ。あらかじめ見てしまっていたので恐さが半減してしまった……もったいない。
長ったらしい合コンシーン考察
グダグダ長い合コンシーンは、きっと後に繋がるに違いない。全て終わった後に巻き戻されて、あのグダグダ映像のあちこちに霊がいるに違いない……
と、割とジックリ見ていたのに戻らなくて残念!
そこがあれば、個人的には『ブレアウィッチ』級の恐怖だった。(後から答え合わせがあるジワジワ系恐怖が好物(笑))
しかし私、今、夜中にこれを書いていて気づいたのです。
・天井に水が溜まったシャワー室シーンと、コンジアムに向かうラストシーンの水遊びは、もしかしたら繋がっているのかも。
・何か飛ばして口で受ける遊び、あれはもしかしたらピンポン玉が飛んでくるシーンと繋がっていたのかも……。
・腕を引っ張られるシーンも合コンシーンの中にあったっけ?
ああ……もう一回見たら分るかも~~でも、そう考えるともう恐くて当分見れない。
・「ジヒョン」「アヨン」「シャーロット」「ソンフン」「ジェユン」「スンウク」……「誰が撮ってるんだ……これ……」ラストのこのつぶやきが異常に恐い!(もしかしたら、ワチャワチャ合コンシーンの段階から全員映った映像があるのでは……)
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★前田有一の超映画批評★
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