ザ・カニバル・クラブ
原題 : ~ O Clube dos Canibais ~
作品情報
監督・キャスト
監督: グト・パレンテ
キャスト: アナ・ルイザ・リオス、タビンホ・テイクセイラ、ペドロ・ドミングス、ゼ・マリア、ブルーノ・プラタ、ロドリゴ・カピストラノ
日本公開日
公開: 2019年02月15日
レビュー
☆☆☆
観賞: 2019年3月6日(青山オンラインシアター)
概要やタイトルから気持ち悪い系ホラーを想定して見たのだけれど、どちらかというと……笑えない夫婦漫才コメディという感じ。タイトルの「クラブ」はほとんど描かれず、若干のタイトル詐欺感(笑)
あらすじ
灼熱の国ブラジル。真夜中、豪邸の高級パーティーに集まる富裕層やエリ ート達。彼らは、究極の刺激を求めて、“人間の死”を自らの快楽のために 利用する秘密のクラブを形成している。一般の人は絶対入れないクラブ、 不条理な非現実と恐怖を描く超問題作!!……(Filmarksより引用)
衝撃映像は少なく、エロ描写(ぼかし)過多
タイトルからして気持ち悪い話に決まっているけれども、気持ち悪かった(笑)しかし、どちらかというと別の方向で。
映像的には、思ったほどの衝撃はない。『ハンニバル』のような直接的表現はなく……ホラーよりもコメディ要素が強いかも。(あと、ボカシだらけのエロ描写(笑))
だってさ……色々とバカなんだもん……主役夫婦。
ブラジル格差社会への抵抗
よくニュースにもなっているけれども、ブラジルでは経済的に成功している富裕層の上位10%が国の富の半分を独占しているという。
そうなると、もう封建社会のような格差も当然現れるわけで。
ご主人様の意向に逆らえない鬱憤を、この映画で倍返ししてるんだろうなぁと感じる。
(けれども、この映画を楽しめるのもきっとその上位10%の方々ですよね。)
とにかく、その10%の描き方があまりにも馬鹿すぎるので、ホラーよりもコメディになるのだった。
タイトル詐欺ですねん
カニバル倶楽部の残虐さを描く映画だと思って観ると、たぶん「何だか違う」になるので、トンチキ夫婦を見るつもりでご覧ください。
以下ネタバレ感想
ラストは「あらあら」……だったけれども、想定内ですよね。ああなったら殺るか殺られるかですもん。
個人的にはカッコいいお手伝いさんが生き残って良かったです。
奥様は結構好きだったんだけど、残念でした(笑)
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