神様はバリにいる
監督: 李闘士男
キャスト: 堤真一、尾野真千子、玉木宏、ナオト・インティライミ、菜々緒
公開: 2015年1月17日
2015年1月26日。劇場観賞
大好きな堤真一、尾野真千子、玉木宏の共演作品というのに惹かれて観た。
事前情報は特に仕入れて行かなかった。
あ~…自己啓発本が原案だったのか…なるほどね~……。
あらすじ
婚活ビジネスが失敗に終わり借金を抱えた祥子(尾野真千子)は、訪れたバリ島で日本人の金持ちであるアニキ(堤真一)と知り合う。何となく怪しい雰囲気を持つアニキだったが、現地の人々からは厚い信頼を寄せられていた。祥子は再起を図るためアニキのもとで金持ちになるための人生哲学を学ぼうとするが、あまりに型破りな教えに疑念を抱くようになり……。(シネマトゥデイより)
簡単感想で~…。
個人的には、あまりピンと来るストーリーでは無かったな。
ベタな展開に次ぐベタな展開でテンポも今イチ。
笑えるシーンもあったけれども、ラストに行くほど生温かいストーリーになっちゃって…。途中からまだそこやるの?と、思ってしまった。
「失敗した時こそ笑え」「縁を大事にする」「感謝の達人になれ」など、イイ言葉は確かにたくさん溢れているのだが、何か説教くさく感じてしまう。
素直に心に沁み込んでこなかったのね…あ、たぶん濁ってるから? すいません。
ついついアニキが新興宗教の教祖さまのように感じられてしまうのだった。
肝心のバリのロケーションもあまり美しく撮りきれていない感じ。とにかく、色々ともったいない。
オノマチさんは『極悪がんぼ』の薫のようだったわ。金が絡んでいるだけに。
そのせいで、観ながら何度も考えてしまった。あのドラマのスタッフが作ったら、もっと面白くなるのでは~と…。
破天荒で大きな心の持ち主を演じた堤さんはハマり。玉木くん久々の弟分キャラも良かった。。
キャストの方々は本当に素晴らしかった。
堤さんとオノマチさんの豪快な演技があるから、こんなにベタでもまだ楽しく見られるんだよね。
ホントに。キャスト勝ち。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
日本人はペンギンや。
ペンギンは本当は飛べるんやで。羽がついてる。
なのに飛べないと思いこんで、群れなして、何でも丸呑み。右へならえや。
セリフひとつでも、つつみんの口から面白おかしく出て来るからちょっとは楽しめるわけで。
でも、さすがに幼稚園が造れる造れないの下り以降は辛くなってきた。
こういう時は笑えと自分で言っておきながら笑ってないし~。
ヒロインに諭されて我に返るとか…朝ドラか!(確かに朝ドラヒロインだったけどな。あれはこんなにベタな話じゃないで)。
アニキの魅力にハマって、その言葉とバリに力を貰って、ペンギン脱出する覚悟が出来て、素っ裸で川へダイブ!!
…で、終わって良かったんじゃないのかなぁと思うのだ。幼稚園のあれこれは、どうしても入れなきゃならなかったのか。
アニキは助け導くという存在であればそれでいいと思う。ストーリーの軸は、とことんコメディでいいと思う。その方が絶対に心に残る。
映画には「泣かせ」を入れなきゃ感動させられない…と思い込む作りが、すでに「右へならえのペンギン」なんですけど~…と、そう思ってしまったのでした。
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