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『青鬼』ホラーゲームベースの逃走劇

青鬼

    

監督: 小林大介   
キャスト: 入山杏奈、須賀健太、陳内将、聖也、古畑星夏、尾関陸
公開: 2014年7月5日

2014年8月20日。劇場観賞

劇場の入り口でこんなモン貰った。。
    青鬼2.png

原作は人気無料ダウンロードゲーム『青鬼』。
やった事がないので内容は丸っきり解らない状態で観賞した。

この手のマイナーなホラーは通っている劇場では私と連れの貸切状態になる事が多く、今日もどうせ2人か3人でしょ…と思いながら入ったら中学生や高校生くらいの人たちがいっぱい居て驚いた。夏休みって凄い。

登場人物はヒジョーに少ないが、主演はAKBの入山杏奈、共演にD-BOYS・ゴーバスエンター@陳内将、レプロ@聖也と人気タレントがいるからその辺でも惹かれるものはあるのかな。

しかし…ほんとーーーにファンの方々には申し訳ないが…主役の演技がヤバいという前評判がほぼ気にならない程度にみんな…(ry

演技力でメンバーを支えることができるのが須賀くん1人という状態は、ちょっとキツイかも。

あ、でもね、『2ちゃんねるの呪い』とかよりは全然良かったよ。演技。内容に集中できないほどヒドイ人は居なかった……って誉め言葉になるのかこんなの。

シュンは同級生の卓郎に連れられて、美香、タケシと共に幽霊が出ると噂の洋館にやって來る。屋敷の入り口で変わり者のヒロシと遭遇。一緒に中に入るハメになる。しかし、いつの間にか入り口には鍵がかかり、屋敷は密室になってしまう。そして、中では何かが走る不気味な音が…。
つけてきた杏奈と共に逃げるシュン。5人は脱出する事ができるのか。

   青鬼1.png

70分の短い映画なのだが、途中まではワケが解らない…というか、別に何も出て来ていない時からタケシの怯え騒ぎようがただごとじゃなくて、もうウッサい

登場人物がみんなバラバラにその場の感情を吐きだしているようで、「何だか知らないけど異常に怖がって騒いでいる人たち」をボーっと見続ける観客、オレら…って感じ。

正直、青鬼もちょっと可愛く見えちゃうくらいで、PG12指定が付いている割には映像もさほどグロくもなく、寝そうだった。

ちょうど、「もう寝るかも~~」と思っていた辺りで、やっとこの違和感の理由が解り…そこからはちょっと違う目線で見る事が出来る。(でも恐くはない )

青鬼から逃げるための仕掛けの様々は、たぶんゲームだったら「ひっぱる」とか「ひらく」とか「おす」とか…そういう攻略法なんだろうなぁと思いながら見ていた。

このゲームを体験したことがある人の目線から見れば、もしかしたら違った意味で面白いのかも。

VFXはこれでいいんだろうか…とか、逃走中の手振れカメラ映像多用は気持ち悪いだけで緊迫感もないから止めようよ、とか色々とあるけれども…ストーリーもツッコみ所満載だけれども…

とりあえず、ゲームはやってみようかな、と思う程度に興味は沸いた。
   青鬼.png

でも、結果的には恐くはない

※『青鬼』ゲーム置き場 – noprops公式サイト

 


以下ネタバレ感想

 

 

ヒロシの人格、変わり過ぎ。

虫の成長が何だかんだブツブツ言って不気味に出て来たのに、結局ラストには一番イケメンになって終わるってどうよ…。
私ゃ、最初はヒロシが青鬼を作って育てているのかと思っちゃったわ。全然違った。

別に何も出て来てないし何も起きてないのにタケシの怖がりようが異常すぎてウザい…と思っていたので、あの種明かしは面白かった。。

館に向かっている間、ひと言も喋らなかったシュン。
突然ゲームが何たらと活動し始めたシュン。

シュンなんて人は初めから居なかった。

卓郎にとってはこれは殺してしまったシュンを埋めるための館であり、シュンにとっては復讐の館なんだね。

ヒントは「立ち向かう勇気」

…で、脱出できちゃうラストはよく解らなかったけれども、繋いだ手は切なかった。

まぁ復讐が完了した爽快感はあったかな。(でも恐くはn……)←しつこい。

・「青鬼」公式サイト

 

 


青鬼@映画生活トラックバック
・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

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