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『ポゼッション』実話ベース・29日間の恐怖体験

ポゼッション
~ THE POSSESSION ~

   

監督: オーレ・ボールネダル   
出演: ジェフリー・ディーン・モーガン、キーラ・セジウィック、マディソン・ダヴェンポート、ナターシャ・カリス、グラント・ショウ、マティスヤフ
公開: 2013年5月25日

2014年1月20日。DVD観賞。

蛾きらい蛾はこわい悪魔よりも蛾がこわい…

サム・ライミ制作ということで、どーせデロデロのオエオエ映像の連続なんでしょ…と覚悟して見たせいか、それほどでは無かった。ま、口から出て来たり口の中に入ったりはあります。当然あります。

バスケットボール・コーチのクライドは妻と離婚したばかり。週末だけ2人の娘と過ごすことができる。2人の娘は難しい年頃で、そうじゃなくても親には反感を持っている。その機嫌を取るようにガレージセールでエミリーが選んだ木箱を買ってやった日から、エミリーの素行はどんどん酷くなっていくのだった…。

元妻は、すでに新しい男と同居しているし、クライドはただの娘との接し方がよく解らない父ちゃんだし、家族関係ちょー複雑。

でも、エミリーの態度はどう見たって「普通の人間」とはかなり違うじゃん…気付けよ母親、と思うのだった。

そもそもあんな古くて開きもしない箱の何処が

so cool !!

なんだかサッパリ理解できない。
     ポゼッション.png

売るな、んなもん。買うな、んなもん。

綺麗にもカッコ良くも見えないこの箱に憑りつかれたようにどんどんおかしくなっていくエミリー。

元夫のせいでこんな事になったと思い込むママとママの彼氏にはかなりイラっとさせられる部分が多い。(けれども、そのままじゃ終わらない所はなかなか良かった )

結局のところは、これもサム・ライミらしく悪魔ものってことで…
エクソシスト物は自分の中では真実味がなく感じられるのでその分怖さも半減してしまうのですが、実話ベースなんですよね、これ。

どの辺までが実話なんだかよく解らないわ。
たぶん「箱」自体が実際にあった物で、ストーリーはほぼフィクションだよね

結末は、とりあえずパパ良かったね。…でも……ってところ。

エミリー役のナターシャ・カリスさんの身体(顔)を張った演技が凄かったわ。美少女なのにあんな事そんな事……。

まぁ…総括してしまうと、全く恐くはなかった。

頑張るお父さんバンザイ…なお話。

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 


「ディブック」というこの呪いの箱が実在する物らしい…。
(画像見つけたけど、さすがに恐いからUPするのやめた )

アビズーという悪霊を閉じ込めるための箱だというのに開けてしまったから出てきたと…だから、買うな開けるなとあれほど……モニターのこっちで叫んだのに。

ホラーに出てくる人たちってだいたい無防備すぎるよね。
よく解らない家に越して来たり開けちゃいけなそうなモン開けたり入っちゃいけなそうな所に入ったり←だから話が始まるんだYOっ

こんなこと言っちゃいかんと思うが、ママの彼氏の前歯がボロボロ折れるシーンでは、ちょっとスカッと…こらこら……。

結果的には、やりたくもない…ってかやっちゃいけないと言われた悪魔祓いを引き受けちゃった人の良い正ユダヤ教会のエクソシストの人・ザディックさんが一番お気の毒。

あんな箱、引き受けちゃったせいでラストは衝撃のトラック事故で死亡…アビズー強し。
…で…自力で自由になった箱はまた誰かの元に…パート2へ続く…なのか

もう見なくてもいいかな。

・『ポゼッション』公式サイト

 


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・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

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