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『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』本物はどれだ

万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-

    

監督: 佐藤信介   
キャスト: 綾瀬はるか、松坂桃李、初音映莉子、ピエール・ドゥラドンシャン、橋本じゅん、村杉蝉之介、児嶋一哉、角替和枝、村上弘明
公開: 2014年5月31日

2014年6月11日。劇場観賞

「LV」と言ったら……ルイ・ヴィトンやろ……。

原作は松岡圭祐氏による人気推理小説。未読です。
だから、キャラクターや設定に特に思い入れはない。

綾瀬はるかちゃんはスタイル良いけれども痩せすぎてもいない健康美人なので、やはり上背があって大人体型の男性が合っている。

だから桃李との並びは絵になる。パリを歩いていても全く見劣りしないカップルだと思った。
   万能鑑定士1.png

『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューした初音映莉子さんの佇まいもいうまでもなく…。つまり、海外を舞台にした映画の絵作りとしては素晴らしいキャスティング。

もっとも…。
話題になっていた『ダ・ヴィンチ・コード』以来2作目の本格ルーブルロケ」のシーン、すごく短いんですけど……。

ずっとあっちで撮影した作品だと思っていたからさ…日本が舞台だとは驚いたよ、ママン…いや、勝手な思い込みですが。

うだつが上がらない雑誌編集者の小笠原悠斗は、ある取材が切っ掛けで”何でも鑑定する”「万能鑑定士Q」の店主である凛田莉子と知りあう。
莉子の能力に深く興味を抱いた小笠原は、40年ぶりに来日する絵画『モナ・リザ』のための臨時学芸員に推薦された莉子の取材をするために追っかけ、『モナ・リザ』絡みの事件に巻き込まれていく。

初っ端の部分はかなり面白く見た。
「何でも鑑定」する莉子のスーパー鑑定士っぷりは楽しかったし、そこに絡んでいく小笠原のノボーっとした冴えない様子も可愛かった。

しかし、何だか話が進むにつれツッコミ所だらけで。

いや…ツッコミ所はまだいいんだけど…莉子の過去とかね。
どうして鑑定士になったのか、そんな能力が身に付いたのか、その辺りでグダグダしてしまって肝心の事件解決がバタバタするという…配分が間違っている気がするの。

先にも書いたけれどもキャストとキャラクターは良かったので、もったいない感じ。

こういう物こそもっと小さな鑑定事件で連続ドラマをやっておいて、キャラクターの過去などは連ドラで説明した上でスペシャルとして劇場版にすればいいのになぁ…と思うのだった。

絵画の鑑定に関しては、学生時代から美術に親しんで一応学芸員の勉強もした身にとっては…言いたい事だらけだった。

面白くなかったわけではないけれども、良くも悪くも奇想天外。

 


以下ネタバレ感想

 

 

あんな外の暗い所でワケの解らない灯り集めてさ…。

私はこれだと思います

私もこれだと思います

(裏を見て「H29」を確認)
これが本物だ!

まぢか………!!!

え…こんな人たちに選ばせて、こんなんで確定
もう…きっと今ルーヴルにあるモナ・リザはすでに本物じゃねーわ……。

と、驚愕して終わった。

もっと絵画に関するワクワクと萌えが欲しかった。もったいないな~。

まるで魔女裁判で処刑される図みたいに下に焚き木敷いて絵を燃やすシーンは笑った。普通、絵を燃やすなら直接絵に火をつけるよね。小笠原がバケツ蹴ったらますます燃え上がっちゃうところなんて爆笑ものだったわ。
そういう意味で面白かった。

莉子が自分が騙されていた事を知って判断が戻って来てからの解決の早いこと早いこと…。
ゴミとかあっという間に見つかるし。漂う適当感。

実は、村上弘明さんが出てきた途端に「黒幕でしょ」と思っていたので、ただのホントーーーに騙されている人だったって展開には驚いた。そこが一番のミステリー。

上にも書いたけれども、もっと小ネタで連ドラにしたら面白い気がするので…はるかちゃんと桃李のペアのままで連ドラ希望。
結局「Q」の謎もそのままだし…。

「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」公式サイト

 


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・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

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