映画 ホタルノヒカリ
監督: 吉野洋
出演: 綾瀬はるか、藤木直人、松雪泰子、手越祐也、安田顕、板谷由夏
公開: 2012年6月9日
2012年6月13日。劇場観賞。
年末が近づいているので今年サボっていた感想をあまりどうでもいい物からサッサと片づけようという企画中。 見に行った日付でUPしますが、この記事を書いているのは11月です。
なお、この記事に関しては、特にネタバレ欄は設置しません。
元々、これは私は全く乗り気せずに見に行ったのだ。ツレが見る気満々だったので…。
連ドラは、1も2もずっと見ていてそれなりに好きだったけど綺麗に完結しているし、これ以上一体何をやるのかと。(と、書いてからドラマのレビューを見に行ったら「2人の今後もちょっと見てみたい」とか書いてあった。 いや、映画化しろなんて書いてないからっ! )
しかも、劇場映画で。わざわざ。
そして、もう、ローマでごろごろごろ…の予告ですでに脱力。
こんなもん、一体誰が見に行くんだよ…と思っていたところ、あたしだよっ!って事になっちゃったのである。なぜか。
そして、本当にどうして観に行っちゃったんだろう?って事になったわけです。
「劇場版になっても雨宮蛍は健在です。」とか、書いてあげたいけど、全然違うからお話にならない。
そもそも雨宮蛍という人は、家ではゴロゴロダラダラした干物女だけど、仕事はテキパキ全力を尽くして一生懸命やる。そのギャップが魅力の人だったはずだ。
しかし、この劇場版の雨宮蛍はローマでジャージでゴロゴロ。一生懸命やった事といったら夫になった「ぶちょお」の元にボロボロの姿で駆けつけたり(仕事中の大事なパーティに!)、ローマで知り合った干物女…というよりもジャージ仲間のために池に足ツッコんで写真集めたり。
いやぁ~こうやって改めて見ると、蛍ってこんなに朝ドラヒロイン的キャラクターで、このドラマのストーリーってこんなにベタだったんだな…と白けてしまった。
イタリアの干物女だってさ~、ただジャージ着てちょん髷作ってるだけだし~。
メイクバッチリやん…おかしすぎるよ。学芸会レベルだよ。
爽やかでステキだったはずの連ドラ「ホタルノヒカリ」の印象まで貶める劇場版…。
この映画を観てから連ドラを見たいと思う人は、ほぼゼロに近いだろう。
これが2時間ドラマだったら、あらあら変わった番外編だね、と笑って見ていられたかもしれない。
でも、映画ってさ、お金のかかる娯楽じゃない?
だから、それなりの物は作らないといけないと思うんだよ。そういう責任が作る側にはあると思うの。
綾瀬はるかさんと藤木直人さんの大ファンで、どうしても見ないと気が済まないという方だけにお薦めしますよ。
いや、このお2人にしても、全く得しない映画だったと思う。
2人とも、次はもっと良い映画に巡り合えますように。
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