オーケストラ!~ LE CONCERT ~
監督: ラデュ・ミヘイレアニュ
出演: アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン、ミュウ・ミュウ、フランソワ・ベルレアン、ドミトリー・ナザロフ、ヴァレリー・バリノフ
公開: 2010年4月
DVD鑑賞で。
…と言っても、観たのはだいぶ前です。
すでに色々な所で粗筋はバラされていると思うので、ネタバレも何もないかな、 と思いつつ・・・
ロシアのボリショイ交響楽団で清掃夫をしているアンドレは、実はかつては この楽団の指揮者であった。
ある日、アンドレは支配人室の清掃中にパリからの演奏依頼FAXを発見し、楽団に成り代わってパリでコンサートすることを思いつく。
そして、かつての仲間を集めて楽団を再結成するのだった…
・・・という「あらすじ」を見るだけで、もう発想がまともじゃない事が解る。
つまり、バリバリシリアスな感動映画ではありません。
ジャンルは「ヒューマン」になっているが、基本コメディなのだと思った方が良い。
実際、劇中で起きる事は「奇跡」「奇跡」「奇跡」の連続である。
現実味を求めたら、とても見てはいられない。
それでも涙を流すのは、まさに「奇跡」なラストの「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲」のため。
音楽って素晴らしい!!音楽そのものが「奇跡」なのだ…と聞き入るそのラストの20分間。
この映画に出会えて良かったと、きっと思えるはず。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
観る前に色々なところであらすじは聞いていて「面白そうだなぁ」と思ったから観たわけなんだけど…
まさか、本当にここまで「奇跡」だとは思わなかった。
寄せ集めは寄せ集めなりに、苦労してコンサート出来るようになるまで練習し、その間のドタバタが描かれるのかと思った。
まさか、ぶっつけ本番大成功だとは・・・
しかし、それまでに、もうメチャメチャな「偶然」がたくさん起きているので、もう何が起きてもあまり気にならず・・・
制作側は、苦い歴史を描きたかったのだろうけれども、私的にはアンドレイとアンヌ=マリー・ジャケの歴史は、あまりコツンと来なかった。
別にこの2人が親子で隠し子でした、という結末でも映画の印象自体は変わらなかったと思う。
何が起きようと、全て飲み込んでしまうコンサート。
劇中人物たちの人生を変えた「チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲」。
音楽はいい。音楽って、やっぱり素晴らしい。
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