ジーン・ワルツ
監督: 大谷健太郎
出演: 菅野美穂、田辺誠一、大森南朋、南果歩、風吹ジュン、桐谷美玲、浅丘ルリ子
公開: 2011年2月
私は2男子の母であるが、出産の大変さはよく理解していないところがある。2人とも数回いきんだらポロっと出てくるスペシャル安産だったので。
しかし、そんな私でも、生まれ出てくる命のシーンには無条件に感動する。
だから、ドラマでも映画でも、産声が聞こえれば思わずホロッとなる。
命の誕生はどんなシーンでも素晴らしい!
この映画の謳い文句は
「代理母出産に挑む産婦人科医師の闘いを描く医療ドラマ。」
ということだった。
海堂先生の原作は未読。
しかし、「バチスタ」には感銘しまくったので、これにも期待して観に行った。
でも、ちょっとね・・・。
前半はまだ良かったものの、どうも
「現代の産婦人科医療にメスを入れた」
ってほどの深みが感じられないのよ。
しかも、実は、クライマックスに向かうシーンではとある事情で、全然集中できなかったのさ。
その事情っていうのは・・・・
このシーンを、どっかの何かで見たことあるぞ
という考えが頭の中をグルグル回り出しちゃって、
何だっけ?何のドラマだっけ?
っと、ず~~~っと考え続けていたから、って話なんだけどね。
謎は、家に帰ってから検索で解決したわけだが・・・。
・・・っ、つまり既視感バリバリなシーンだったって事ですよ。
役者さんは、みなさん素晴らしかったけど、前述したように描写が薄いので、それぞれのキャラも薄いっていうか・・・
総合的に評すると
お金出して見なくてもDVD、あるいはテレビに来てからでも
良いんじゃないかと・・・。
そんな評価です。はい。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
上にも書いたけど、あの病院の待合室が大わらわになってからず~っとず~っと
どっかで見た!何かで見た!これはデジャヴですか~
と、いう「思い出せなくて気持ち悪い」症候群に罹り、そのせいで全く集中できなくなったんだな。
そして、同時に心の中でしきりにツッコミ始めた自分がいたんだな。。。
ありえね~ありえね~だろ~。。。
おいおい、あんなに苦しんでたのにいいのかよ~。
そこでぐずぐず話してね~でさっさと手術してやれよ。
と、頭の中で1人ツッコミ続ける自分。。。
ミラクル起き過ぎな結末には、ちょっとお口がポカーンとなったのでした
産婦人科医療の問題よりも、主人公周りのハッピーエンドに終始してしまった感じ。
海堂先生の原作は。。。たぶん、こんなに軽くないよね。
この内容なら昼ドラでも良いと思われ。
そうそう、家に帰ってから一生懸命調べたよ。
デジャヴの原因。
「映画生活」で、「BABY BABY BABY!」にソックリだと書いてくれている人がいて、全て解決できて助かったわ~。 あれを見つけなかったら、今もまだ悶々と悩んでいる所だった。
っつーか。。。
あっちはコメディだっていうのに。。。
あれと同じじゃダメじゃん。
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