ひぐらしのなく頃に 劇場版
監督: 及川中
出演: 前田公輝、飛鳥凛、松山愛里、あいか、杉本哲太、川原亜矢子、田中幸太朗、小野恵令奈、矢部美穂
公開: 2008年5月
先にひと言書いておくと。。。
※これはホラーではないので、ホラーを期待している方は止めた方がいいです。(ポータルサイトが「スリラー」カテゴリにしてるから一応ウチもホラーに入れたけど)それから、元ネタを知らない方は、何も解らないまま終わるので見ない方がいいです。
実際、私は見終わってひと言
えっ?これで終わり!?
と言っちゃったもん。。。。
レンタルしてきた切っ掛けは、昨年ちょっと遠い劇場で「ひぐらしのなく頃に 誓」の予告を見てホラーだと思いこみ、興味を持った事。でも、結局見に行けなくて心残りだったので、思わず借りてきてしまったのだ。
しかも、借りてきてから、これは昨年公開された物ではなくて、その前年に公開された別物だと気付いたのです。つまり、借り間違えた。
でも、まぁ結果的にはそれが良かった。こっちの作品がシリーズ的には先らしく、昨年公開された「誓」の方はその後の話らしいから。
もっとも、私はもう「誓」の方を借りてくる事はないでしょう
雰囲気としては、ちょっと横溝正史の空気もあって悪くはないのだが、何せワケが解らない。だって、いっぱい謎を散りばめて、何にも解決せずにそのまんま終わるんだもん。
だから結局、このストーリーは本当に祟りなのか、それとも妄想なのか、それすらもサッパリ解らないのだった。
実は、これも借りてきてから知ったのだが、何と我が家にはこれの元ネタのコミックや小説がいっぱいあったのです。。。
ちょっとオタクな我が家の長男がハマっていたらしい。
長男に言わせると、この映画は原作にほぼ忠実。だけどヒドイ。
という事だった。
何でも元ネタはマンガでも小説でもなく、ゲームらしい。
しかも「萌え系文化」の象徴・・・だけど感動する物だという。
何も解決しないまま終わった件については長男に解説してもらいました
それは、ネタばれ欄↓で。。。
まぁ、それはともかく。。。
映画として何が悪いって、私が一番面食らったのは(ファンの方はゴメンなさいね)キャストのひどい棒っぷり。。。。
これが、もう甚だしく興を削ぐのである。
安心して見ていられるのが杉本哲太と田中幸太朗くらいなんだもん。
とりあえず、ご忠告。私と同じように元ネタも知らずに手を出そうとしている方は見終わってお口ぽか~んとなる事請け合いです。
「富江」と言い「1303号室」と言い、私は及川中監督とは相性が悪いんだな、たぶん。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
私のように何も知らずに手を出してしまってスッキリしない方へのネタバレです。
結局、あの現象は全て主人公の妄想オチらしい~。
「雛見沢シンドローム」という病気が見せる妄想。
おはぎの針も注射器も全部妄想。
あの医者が何かして、そのせいでこうなったのか、と聞いてみたところ、別にそうでもないらしい。医者はそんなに悪い人じゃない、という事でした。
両親も仕事で東京へ行っただけ、という事で。。。
結局「おやしろさま」は、何だったの?
まぁ、いっか。。。たぶん、二度と見ることもないし。。。。
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