リング
監督: 中田秀夫
原作: 鈴木光司
出演: 松嶋菜々子、中谷美紀、竹内結子、佐藤仁美、真田広之、大高力也、松重豊、柳ユーレイ、雅子、白井ちひろ、伊野尾理枝、雅子
公開: 1998年1月
まさしく、これぞジャパニーズ・ホラーの金字塔だと思っているので・・・
一応、記事だけは作っておこうかな。と思って。
Jホラーのというよりもホラーの中全てで…かな。
元々、外国のホラーってゾッとする恐さに欠けてる。
音で驚かせたりグロかったりする物がほとんどじゃないですか。
やはり、夜、思い出して眠れなくなったり、闇が恐くて家中の電気点けまくったりしちゃう精神的に残る物があるホラーは日本の古くからの怪談が優れていると思うのです。
「リング」は、その「日本の伝統の怪談」の流れを引き継ぐ恐怖感を持ちつつ、謎解きの面白さ(いや、面白いとは言えないか。謎が解ける恐さ。。。かな)をも併せ持つ秀作でした。
中田監督は、よく使うんですが、顔のない少女は恐いです。前に垂れる長い黒髪は恐いです。あのビジュアルだけでもゾッとしてしまう・・・。
それは日本人だからなのかも。
感想を書くと言っても見たばかりじゃないから思い出し書きなんだけど。。。
初めて見たのは、実は劇場ではなくて、近所の何かの上映会だった。
こんなモンの上映会って。。。と今でも思う。
主催は一体、どんな団体だったんだ。
だから劇場の大スクリーンではなくて、学校の黒板程度のスクリーンで観たのでした。
今から思うと、それが恐さを増したって気がする。。。
私は、この後も何度もCSなどで「リング」を見ているんだけど、やっぱりね、この映画ってあのシーンの事を考えるとテレビサイズで見た時、リアルな恐さがあるよね。
だってさ~。。。
貞子はテレビから出てくるんだよ!
初めて見た時、私、一週間くらいは消えてるテレビ画面が恐かったですよ。
これが、いきなり点いて井戸が映り…
何かが出てくるんじゃないかと思うと~。。。。
職場の友達も初めて見た時、驚いてテレビの前から1メートルくらいは後ろにぶっ飛んだと言ってました。
あの映像は、まことトラウマでございます。。。
「パチンコ・リング」のCMでさえ恐かったからな。
この映画で、本当にJホラーこえぇぇぇぇと思った私は、その後、よせば良いのに原作にも手を出しました。
設定はあちこち違うんだけどね。。。
貞子の母の公開実験のシーンとか、大島とか、あの歌までも…
小説読みながら、映画のワンシーンワンシーンが鮮やかに甦り……
またまた夜恐い思いをする日が続く、という。。。
ああ、何がしたいんだ、私は。
今、この記事書いてたら、また恐くなってきた
ビデオを見ると。。。
って設定もまた恐いよね。
ああいうビデオテープが1本どこかに混じっている、そんな可能性は誰にだってあるわけだし。
ラストシーンは、小説共々好き。。。好きって言ったら変だけど。
謎が全て解けてからの、あの母の行動は。。
そりゃもう、リアルに受け止められる物だったから。
そんな、ちょっと有り得そうな設定と、圧倒的な映像の恐さとあのテレビから出てくる貞子と。。。
それらに、やられまくった凄すぎるホラー映画。
それが「リング」なのでした。
その後、シリーズは「らせん」「リング2」「バースデイ」と続き。。。
映画の方は、後へ行けば行くほど駄作になっていく…。
小説の方は「らせん」「ループ」と続き、後へ行くほどホラーでは無くなっていくんですが、傑作です。
鈴木光司という人の発想力の凄さに唸った小説でした。
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音やグロさじゃないんですよね~。
こう背筋がゾゾっとなる。。。まさに怪談的恐さですよね。
原作が素晴らしくて、演出も最高に上手くいって。。。
そして出来上がった最高のホラーでした^^
この後も鈴木光司原作もの、中田秀夫監督もの、と
いっぱい見てるんですが、ここまでの物はないですね。
Jホラーにはぜひ頑張ってもらいたいです(>_<)
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そうそう、怪談のような怖さのある映画だからこそ、未だに怖い映画のNo.1になっちゃうんですよね。
欧米のホラー映画や昨今の日本のホラー映画が驚かせる怖さに対して、この映画は本当に心の底から怖がらせる映画でしたね。
ほんと、思い出すだけでも怖いですよ。