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『プレステージ』栄光への欲望の果て

プレステージ
~The Prestige~

  

監督: クリストファー・ノーラン   
キャスト: ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン、デヴィッド・ボウイ、アンディ・サーキス、パイパー・ペラーボ、レベッカ・ホール、リッキー・ジェイ
公開: 2007年6月

これは~~~。

正直、時間があるから見に行ったって程度で、何の期待もしてなかったから、番狂わせのヒットだった。

この映画のトリック部分に納得できるかどうかで、評価が大きく分かれる作品だと思います。

ストーリーのあらすじは書ける範囲で。。。

19世紀末のロンドンで、アンジャーとボーデンという2人の男が最高の奇術師を目指して、修行していた。それぞれの舞台で作為のあるトラブルがあり、2人は時を追うごとに憎悪に近いライバル関係になっていく。

お互いのマジックの種(たね)を知って相手を出し抜きたい2人の関係は、どんどん狂気にも似た物に発展して行き、やがて信じられないクライマックスに。。。

これをどう受け止めるかが観る人次第。

面白かった!!

エンドロールが終わって、すぐに声に出して「面白かった~って言っちゃったもん。

どんでん返しが見どころのストーリーなので、感想は全てネタばれ欄。に書きましょう。

これからご覧になる方は、何の情報も入れないで観た方が絶対に楽しめます。

おっと。。。。

これだけは言っておこう。

とある役でデヴィッド・ボウイが出てます。私は、この情報を知らなかったので、出てる事に気付かなかった~。ファンの方は、注意して観てね~。。。。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


結局は、ボーデンのタネもアンジャーのタネも、同じような物って事……よね。

ボーデンにもアンジャーにも「もう1人の自分」が居た。ボーデンの誤算は「もう1人の自分」が、とんでもなく性格が悪かった。。。って事かな~。

あいつが最初にアンジャーの奥さんを殺さなければここまでの争いにはならなかったと思う。

まぁ、「もう1人」の方も、ずっと日陰の身だと思えば、あんな性格になっちゃうのも解る気もするけど。。。

しかし。。。

私は全然気付かなかったね。今から思い出せばヒントはいっぱいあったのに
「二重人格か、こいつ」とは思ったけど。

妻さえ知らない双子の存在。。。

マジックという物に掛ける、その情熱というか情念というか。。。が、恐すぎる。1人が指を失えば、もう1人も切り落とす。

アンジャーに至っては、自分自身を殺すのだから

毎日毎日殺される自分。殺され方も殺される時の恐怖も、記憶は蓄積されている。

 

気が狂う。。。

と思うけれども、狂ってる場合ではないのよね。いや、もう狂っているから、ああいうことが出来るんだよね。

相手に勝ち、最高のマジシャンという栄光を手に入れる

そのために、2人のしてきた事は、狂気に近い事でしょう。

ラスト、形としては、ボーデンはアンジャーに勝った。
…事になるのかな。タネ明かし合戦としては。

しかし、ボーデンももう1人の自分を失い、もう瞬間移動は二度と披露できない。

結局、勝った者なんて、誰もいないのだ。

そう考えると虚しいね。。。

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・象のロケット

comment

  1. くう より:

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    劇場で観た後も面白いっと思ったんだけど、
    その後CSでも見て、あ~あれ、と解った事が
    あったので。。。
    タネが解っちゃっても見直す事が面白い映画ですわ♪
    もう一回見たいわ~。

  2. ひらりん より:

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    トラコメどうもでしたる
    ちょっと解りずらいトリックものなので、
    何回観てもいろんな発見ができて、
    楽しめる作品ですね。

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