クワイエットルームにようこそ
監督: 松尾スズキ
キャスト: 内田有紀、宮藤官九郎、蒼井優、りょう、大竹しのぶ、妻夫木聡、平岩紙、中村優子、高橋真唯、箕輪はるか、近藤春菜、庵野秀明、塚本晋也
公開: 2007年10月20日
静かで狂騒的で、それなのに寂しくてたまらないクワイエットルーム。
若干のネタばれ含みます。
明日香は薬物のオーバードーズで入院した。
目覚めたら、手足を拘束されて白い無機質な部屋に閉じこめられている明日香。
拘束を解かれても、病院の中は、どこか変。
変な食事。
高圧的な看護士。
変な入院患者たち。
変な規則。。。。
松尾スズキワールド。
笑いはあるけれども、果てしなくブラックだ。
笑っちゃっていいの。。。?って感じ。。。
そして、後半には映画は全く違った色を見せ始める。
夢と現実と。。。狂と静。
みんなが苦しんだり笑ったりそして、どこか寂しさを抱えて生きている。
自分とは無縁の世界に飛び込んでしまったつもりだった。
明日香も、結局は入院患者たちと同じなんだと気付かされる。
病院の中の人たちと同じくらい異様な病院の外の人たち。
人間なんて、どこかみんな狂ってる。
明日香が病んでいるというならば、あの看護士も
あのダンナも、ダンナの友達も。。。
前のダンナも。。。
誰もがみんな、あの白い部屋に繋がれる資格を持っている。
あなたも、私も。
そんな風に思えてしまった、ちょっと寂しい映画だった。
蒼井優ちゃんは、最初全然誰だか解らなかった~。
メイクであんなに変わるんだ。
役作りのためか、痩せていたし。
細いけれども、目力。
あの存在感は凄い。
存在感と言えば、大竹しのぶ。。
恐かったわ。ホント。。。
でも、ああいう人、病院の中じゃなくても、そこら辺にいそう・。
内田有紀って、こんなに演技できる人なんだ~、っていうのも新しい発見。
※2007年後半はパソコン不調もあって楽天ブログの方をおさぼりしていたので、引っ越す記事どころかメモさえありません。この記事は、2009年9月にCSチャンネルNECOで再視聴して書いた感想です。
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レビューを拝読して
「うん、うんそうよね」
とすごく頷いてしまいました(笑)
蒼井優ちゃん、大竹しのぶさんをはじめ女優さんたちの怪演光ってましたね!内田有紀さんもなんだか一皮むけた印象を受けました(私何様?w)
素敵な作品でした^^