崖の上のポニョ
監督: 宮崎駿
出演: 土井洋輝、奈良柚莉愛、山口智子、天海祐希、所ジョージ、長嶋一茂、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子、左時枝、柊瑠美、羽鳥慎一、平岡映美、大橋のぞみ、竹口安芸子、山本与志恵、片岡富枝、田畑ゆり、佐々木睦、山本道子、金沢映子、斎藤志郎、石住昭彦、田中明生、脇田茂、つかもと景子、山本郁子、沢田冬樹、渋谷はるか、川辺邦弘、手塚祐介、柳橋朋典、塚本あい
公開: 2008年07月
ポーニョ・ポーニョ・ポニョ。。。もう秋だよ~
今さら。。。なんだけど、やっと行ってきました。
夏休みは絶対に劇場が大変な事になっていると思い、ほとぼりが冷めたら行こう行こうと思っていたが、他に見たい映画を優先している内に秋になってしまった
まだ上映されてて良かった。。。
たぶん今月いっぱいで終わりだよね。
CGは一切使わないで全部手書きに拘った宮崎駿作品の映像の素晴らしいこと。 これが全部手書きとは。。。水のうねりの臨場感、波の迫力、緑の美しさ。
昔からある絵本のように素朴な魅力。
物や人間の動きの自然さは、宮崎作品でいつも感嘆に値するところ。
両手に持った荷物を重そうに降ろし、足元に置き足で少し動かす。
玄関のドアを少し開き、足で全開にする。
普通の人間の演技がアニメとなってそのままスクリーンの中にある。
絵の動きに対する宮崎さんの拘りが、そんな些細な場面にまで現れている。
ストーリーは。。。
子供が見れば、可愛い素朴なお伽噺だ。どんなストーリーの「えっ?」も子供ならばそのまま受け入れられるから。
大人が見るには、他にも考える事があるかな。。。
しかし、ジブリの世界は決して答えはくれない。
宮崎さんから出された問の答えは観た者がそれぞれ自分で出すしかない。
ともかく。
ポニョも妹たちも、宗介も、純粋に可愛い。
そして、宗介の母・リサがとっても魅力的。
子育てはかくあるべし。。。の見本かな。
今からでは劇場は、すでに無理だと思うので、ぜひDVDで親子で楽しんでいただきたい作品です。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
海から助けたポニョを水道水に入れてしまう宗介に ビックリ!!したり、ハムをベロンと食べるポニョを見て「肉食かいっっ!」とツッコんでしてしまう貴方は
ポ~ニョ・ボニョ・ポニョ・・・♪♪ と歌って心を入れ替えよう。
海の中から生まれた不思議姫は、一途な人魚姫。何の疑問もなく受け止める宗介。
魚でも半漁人でも人間でもポニョが好き!
子供2人の純粋さに心打たれる。
海は、子供を育ててきた母であり、そこから生まれる者がポニョなのかな。ポニョが恐がるトンネル。あれは新しい世界に生まれ出る道なのではないかと。
「死後の世界」なのではなく、海は聖なる母胎だと思うのだった。
汚染にまみれた世界に娘を出したくない。
いつまでも綺麗な世界で育んでいたい。
しかし、娘はいつか親から離れて愛を求めて出て行ってしまう。
寂しいフジモトの気持ちも、ちょっと解る。
でも、放してあげなくてはいけない時もある。
そこに愛があればね。
きっと幸せになれるから。
・崖の上のポニョ 公式HP www.ghibli.jp/ponyo/
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私もこれは見に行くの遅かったですもん~。
もし公開中に見ていなかったら、きっと私も今頃
地上波で見ていた派だと思いますわ^^
> 不思議要素がいくらあっても、割合何でも受け入れてしまうんだけど、
> 今回は遠~~くから眺めてた感じ。
そうですね~。何か納得出来る何かが足らないって言うか。。。
メッセージがストレートに伝わらない作品ですよね。
私は「トトロ」みたいな簡単に感動できる物の方が好きですわ^^;
絵はさすがの美しさでした。
そこは、さすがジブリだと思いました(^・^)
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こんにちは。
いつでもどれだけでも観れたのに、今頃地上波放送になってからやっと観た変わり者です…
な~んとなく、観たいと思わないままだったのだけれど、
ジブリ作品には好きなものが多いわたしでも、ちょっと「あれ?」なところが多い、不思議なお話でした。
不思議要素がいくらあっても、割合何でも受け入れてしまうんだけど、
今回は遠~~くから眺めてた感じ。
でも、手描きだからこその温かみや陰影の美しい映像を楽しませてもらいました。
確かに、これはそれでいいんでしょう・・・