恒例の年間ベスト2021年です。
……と偉そうに「恒例」とか言っているけれど、実は2020年のベスト記事はつい先日上げた。
レビューは今年もほぼサボっています……すいません。
コロナ禍もなかなか完全収束に至らない中、本年も鑑賞本数は少ないです。
そして、いつも自己満足ですが、いつも以上に自己満足です。
2021年 観た映画ベストランキング
・順位はあくまでも私感です。
・評点は観賞後すぐにメモ的にレビューを入れている「Filmarks」https://filmarks.com/users/kukucoo の評点を引っ張っています。(しかし順位を決めていく時点でコロコロ変えています……「Filmarks」の評点とはかなり誤差がありますが気にしないで…)
・タイトルには関連感想記事、あるいは「Filmarks」レビューへのリンクを貼っています。
・評点が全体的に低いように見えるかも知れませんが、2.5を平均に考えているので、たぶん、高め?そして1点台と4.1点以上は滅多に付けないように心がけております。ご参考までに。
2021年に劇場公開された作品(私感のベストランキング)
- ラストナイト・イン・ソーホー
- 花束みたいな恋をした
- ファーザー
- ヤクザと家族 The Family
- すばらしき世界
- 返校 言葉が消えた日
- 子供はわかってあげない
- 劇場版 きのう何食べた?
- ドライブ・マイ・カー
- ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男
- キングスマン:ファースト・エージェント
- くれなずめ
- 燃えよ剣
- 空白
- ONODA 一万夜を越えて
- モーリタニアン 黒塗りの記録
- アウトポスト
- SEOBOK/ソボク
- イン・ザ・ハイツ
- 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
- るろうに剣心 最終章 The Beginning
- ナイチンゲール
- 護られなかった者たちへ
- ミナリ
- オールド
- 白頭山大噴火
- HOKUSAI
- MINAMATAーミナマター
- 潔白
- ファーストラヴ
- ノマドランド
- ミス・マルクス
- ザ・ファブル 殺さない殺し屋
- わたしはダフネ
- 哀愁しんでれら
- RUN/ラン
- ロード・オブ・カオス
- シン・エヴァンゲリオン劇場版
- ヴォイス・オブ・ラブ
- 大コメ騒動
- モンタナの目撃者
- ある人質 生還までの398日
- マトリックス レザレクションズ
- アオラレ
- キャラクター
- 総理の夫
- 唐人街探偵 東京 MISSION
- マスカレード・ナイト
- 水を抱く女
- 新感染半島 ファイナル・ステージ
- おとなの事情 スマホをのぞいたら
- 地獄の花園
- 劇場版 奥様は、取扱い注意
- 劇場版 ルパンの娘
- 騙し絵の牙
- 竜とそばかすの姫
- るろうに剣心 最終章 The Final
- 逃げた女
- キネマの神様
- DIVOC-12
- 殺人鬼から逃げる夜
- レミニセンス
- 砕け散るところを見せてあげる
- 189
- 魔女がいっぱい
- MISS ミス・フランスになりたい!
- 劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班
- 恋する寄生虫
- 先生、私の隣に座っていただけませんか?
- 聖地X
- キャンディマン
- 土竜の唄 FINAL
- あなたの番です 劇場版
- 鳩の撃退法
- ズーム/見えない参加者
- CUBE 一度入ったら、最後
- ブレイブ 群青戦記
- 太陽は動かない
- 樹海村
- さんかく窓の外側は夜
2020年以前に公開された作品(特にベストランキング設定ではないです)
コリーニ事件
2021年度公開 邦画 43 外国語 37
2020年以前公開 邦画 0 外国語 5
計 85本
2021年 映画のベストまとめ
昨年に引き続き世の中はコロナ禍半自粛。
8月の東京オリンピック前辺りから「コロナに勝った日本アピール」のためか、自粛すればいいのか経済を回すために活動すれば良いのかよく分からない状態になり、それはオミクロン株うんぬんをどうするのか彷徨う現在にまで至る。
「ナンとかのイベントが開かれました」という楽しいニュースの後に「都内で新型の感染者がまた出ました」という緊迫したニュースが流れ、だから、どうしたいねん……とテレビにツッコむ日々。
それでも国民のほとんどがワクチン2回接種が終わり、ほとんどの映画館が「全席販売」している年の瀬である。このまま収束してほしい。(でも実は「席ひとつ空け」というディスタンスはとても好きだった)
試写会は現在もオンラインのものが多く、正直、この楽さにスッカリ慣れてしまった。
そんなこんなで今年も、車で行けない都心の劇場には1回しか行っていないです。
さて……。
鑑賞本数は少ないながら、2021年も良い作品にたくさん出会えたな、と心から思っている。
しかし、昨年のように「圧倒的に好きな作品」というものが無くて。正直、1位を選ぶことすら迷っていた。12月までは。
2021年の終わりの月に彗星のように輝きながら下りてきた『 ラストナイト・イン・ソーホー 』が本当に好きで。
賑やかで寂しくて楽しくて悲しくて悔しくて……
トーマシン・マッケンジーが可愛くて可愛くて。今、一番、幸せにしてあげたい人。(割と薄幸な役が多いよね……)
後は本年は「この映画が本当に愛しい!」と思える作品は邦画に多かった。
『 花束みたいな恋をした 』には郷愁感があった。あの日のあの時点に戻りたい私。が詰まった映画だった。『桐島部活』のように。
『 すばらしき世界 』と『 ヤクザと家族 The Family 』には老いて不器用な人間の生きづらさが、描かれた。
自分が置いてきたものと、自分がこれから向かう方向を見せられたように感じる作品群だった。ようするに……昔は良かった、そして現代は世知辛い。中年以降世代が懐古的にハマれる作品が多かったのでは。
カンヌ4冠で話題になった『 ドライブ・マイ・カー 』も静かな中に心揺さぶられるストーリー。怪談のようなのに後味は悪くないという、巧みな作り。
『 子供はわかってあげない 』は個人的にグッとくる要素があって……その理由はちょっと今はここには書けないけれど(笑)
主人公が可愛くて。子供はわかってあげているし。そんなに分からなくてもいいんだよ、と思いながら見ていた。
上白石萌歌ちゃんは、「健気」をやらせたら誰よりもハマる。
太平洋戦争後76年を迎えて、戦争を終わらせることが出来なかった一兵を知る『ONODA 一万夜を越えて 』。
そして今なお続く近代戦争を描く『 アウトポスト 』。
世界に公開される意義ある社会問題を描いた作品も多かった。
2021年 訃報
俳優・監督・スタッフ・脚本家など。
(敬称略)
- 福本清三(5万回斬られた男)
- タニア・ロバーツ(ボンドガール)
- 大路三千緒(おしん)
- クリストファー・プラマー(『手紙は憶えている』)
- 森山周一郎(ポルコ・ロッソは永遠)
- 大塚康生(大塚さんのルパンが大好き)
- 田中邦衛(五郎さん……)
- 田村正和(永遠に美しい人)
- 橋田壽賀子(楽しい作品をたくさん…)
- 小林亜星(有名CMソング・ドラマ・映画劇伴多数)
- リチャード・ドナー(『オーメン』)
- ジェリー藤尾(『やすらぎの郷』の住民が…)
- 千葉真一(国内外でアクション俳優として活躍。『風林火山』の板垣を忘れない…)
- すぎやまこういち(ドラクエの世界よ永遠に)
- ワダエミ(『乱』)
- 中村吉右衛門(鬼平は吉右衛門さんのもの)
- 神田沙也加(こんなところに書きたくなかった……)
「お悔やみ申し上げます」とすぐに口にできた方もいれば、「どうして?」で頭がいっぱいになってしまう方も。
でも、今は静かに、安らかに。
2022年は『99.9』が1本目になるのではないかと思います。
レビューはほぼ書けておりませんが、来年もよろしくお願いいたします。
comment
ここなつさん、明けましておめでとうございます。
「くれなずめ」には泣かされた口です。共感コメント、ありがとうございます!
前年は印象に残る邦画が多く、「くれなずめ」もその内の一本でした。
今年もよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございます。
「くれなずめ」を12位に入れてくださっているのに感激して、ついついコメントさせていただきます。
私見ですが2021年は邦画の出来が良かったように思っています。
(私も「護られなかった~」や「新しき世界」「ヤクザと家族~」はベスト10に入れております。)いずれの作品も、時代に上手く折り合いをつけられなかった人たちの悲劇が描かれていたと思いました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
Nakajiさん、あけましておめでとうございます!
配信、慣れてしまうと楽ですよね。劇場で見るという楽しさは忘れないようにしたいな。
今年もどうぞよろしくお願いいたします^^
こんにちは!!!何本かかぶっててうれしいです!
確かに配信になれてしまって、今年は劇場に出向くことが少なくなった年でしたね~
今年もSNSでお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。