Diner ダイナー
作品情報
監督・キャスト
監督: 蜷川実花
キャスト: 藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二、川栄李奈、コムアイ、木村佳乃、板野友美、角替和枝、品川徹
日本公開日
公開: 2019年07月05日
レビュー
☆☆☆
劇場観賞: 2019年7月10日
とにかく「綺麗」。
どこを切り取ってもポスターになるだろうという綺麗さ。グロい描写もほぼなく、血さえもキレイ。(これなら地上波放送できちゃうかも)
ストーリーに関しては、まぁ……。『ヘルタースケルター』の方が見応えはあったなぁと。
「話を見る」よりも、「絵を見る」つもりで行った方がいいかも。
あらすじ
ここは、殺し屋専用のダイナーだ。皿の置き方一つで消されることもある。一人ぼっちで人生どん底…ほんの出来心で怪しいサイトのバイトに手を出したばかりに、一瞬で普通の生活から転落したオオバカナコは、とあるダイナーにウェイトレスとして売られる羽目になってしまった。そこは、要塞のような分厚い鉄扉の奥に広がる、カラフルで強烈な色彩美を放つ店…(Filmarksより引用)
殺し屋の皆さまがカッコいい
竜也が綺麗でカッコいいのは、もう分っているので置いといて。
殺し屋の皆さまがカッコいい。
特にヅカ軍団(無礼図ブレイズ)が面白い。
真矢ミキ姐さん、真琴つばさ(すいません、目視ではここまでしか確認できませんでした)、沙央くらま、男役軍団がスタイリッシュに動く図が蜷川実花カラーにピッタリだった。
子どもサイズの本郷奏多くんも不気味で綺麗だった(笑)
後は、もう、普通にカッコ良い窪田ね。
✨ 麗しき美の競演 ✨
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⠀⠀
"#ダイナー"の王にして
最狂&ドSのボンベロ×
優しさの中に表裏一体の
狂気を孕んだスキン
___________⠀⠀⠀⠀⠀⠀
新場面写真解禁 ❗️
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2人が殺し屋として対峙するとき、一体何が起きるのか…!? pic.twitter.com/gZX9ichrSr— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2019年7月10日
「カッコいい」とか「綺麗」しか言わないのかよ!
という話だけれども、まぁ、見どころがソコなので……。
キャストが誰だかわからない(爆)
この映画で一番ビックリしたのはエンドロールかも知れない。
え、こんなに「綺麗」に拘ってるのにED普通かよ!!(笑)
そして、エンドロールのクレジットで、
えっ!この人、どこ出てた!?の連続!!(笑)
正直、武田真治ですら宣伝番組を見ていなければ気づかなかったかも知れない。まぁ、恐らく彼の場合はセリフが多いので気づくとは思うのだけれど、斎藤工?佐藤江梨子?金子ノブアキ?川栄李奈?はい?……と思っている私がいます。(これから見る方は見つけて来て下さい)。
みんな、それだけメイクと衣装が凄いのよ(爆)
オオバカナコの頼りなさ
玉城ティナさんにはそれほど注目していなかったのだけれども、こういう、頼りなく自分探ししている感覚がよく合っているのかも知れない。
見ている間は、このビジュアルがある女の子なら誰でも良さそうだと思っていたのだけれど(演技に関しては完璧な絵を作り出すために、かなり指揮が入っているのだろうと思われる)、よくよく考えたら広瀬すずや池田エライザではこの頼りなさは出なそうだ。
スラッとした足がミニスカメイド服のような衣装によく合っていた。泣き顔も美しかった。
とにかく「映え」よ
以前から思っているけれども、蜷川監督の映像はティム・バートン監督のようなワンダーランド感があるよね。悪夢的美しさ。
あんなに食べ物が出て来るのに、ちっとも食べたいとも思えないのも凄い(笑)
今回は子どもサイズの奏多くんのおかげで『チャリチョコ』を思い出した。思えば、あれも生き残りのゲーム。
ロケ地撮影は特になく、ラストまでセットだったみたいだけれども、それなのに外国のような絵作りが出来てしまうのは凄い才能だなぁと思う。
今回の竜也さんはそんなに叫ばないし(予告の「おれはーーここのーーー王だーーーーー」を聞いた時はミュージカルなのかなと思っていたけど違う(爆))、殺し合いの割にはグロさは無いので、キレイな竜也をポーーっと観たい方にお勧め。
以下ネタバレ感想
一応作ってみたネタバレ欄、書くことはあまりない(笑)
1億円相当のディーヴァを隠したことが発端で、ずっと置いてもらえた事になっているオオバカナコだけれども、それほど貴重な酒を殺しの道具に使っちゃう無礼図さん、もったいない(笑)
あんな狭い部屋に隠したって言ったってタカが知れてるんだから、真剣に探せばいいのに……とも思っていたけれど、結局、別にボンベロはカナコを殺すつもりはなかったんだよね、たぶん、初めから。
つまり、これは初めからラブストーリーなのだということで、よろしいのですよね。
ラストは、ちょっと、殺りに来たのかと期待した(笑)
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★前田有一の超映画批評★
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