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『ダンスウィズミー』レッツ催眠ミュージカル

ダンスウィズミー

映画『ダンス ウィズ ミー』感想

作品情報

監督・キャスト

監督: 矢口史靖
キャスト: 三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明、大谷亮介、田中要次

日本公開日

公開: 2019年8月16日

レビュー

☆☆☆

劇場観賞: 2019年7月3日(試写会)

 
例えば『ウォーターボーイズ』、そして『スウィングガールズ』など、矢口監督の作品にはライブ感があるから好き。なのだけれども、今作は「作られた感」満載だった。でも、そういう話なので。

つまり……世界は全てファンタジー。醒めた後がライブという話かな。

三吉彩花ちゃん、魅力的。

このレビューは短感です。後ほど追記する可能性はあります。

あらすじ

静香は子供の頃からミュージカルが大の苦手。しかし、とあるきっかけで音楽が聞こえるとミュージカルスターのように歌い踊り出すカラダになってしまう!スマホの音や日常に溢れる音楽に反応し所かまわず歌い踊りだすせいで、順風満帆な人生がハチャメチャに。恋も仕事も失った静香は、原因を探すため日本中を奔走…(Filmarksより引用)

あまりミュージカルを期待しない…

ジャンルは「ミュージカル」なのかも知れないけれども、設定が設定なので……つまり、別にプロのミュージカル俳優がプロのミュージカルを見せる話ではないので、完璧な歌やダンスは期待しない方が良いかと。(そういう話なのでとしか言えない(笑))
 
それでも、歌う(歌っちゃう)、踊る(踊っちゃう)、三吉彩花さんは綺麗。

選曲は世代にバッチリ来ればきっと楽しい。

曲目はテッパンの70・80年代

サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」のようなポップスから、山本リンダの「狙いうち」のような歌謡曲まで、比較的アラフィフ世代にバッチリ来る曲目……あ、今から考えると三吉彩花さん世代には古いよね(笑)(そして私は楽しかった(笑))

「ウェディング・ベル」なんて懐かしかったなぁ。(これが流れるシーンが個人的にはこの映画で一番印象的なシーン(笑))

童話のようなロードムービー

冒頭にライブ感がないと書いたけれども、ストーリー的には割と単純で、「あることが起こり」→「解決するために旅をする」。これが基本。

ファンタジーなのだけれど、ちょっとファンタジーに振りきれなかった感はある。

また、後半になると「踊っちゃう」設定がなぜか揺らいでくる。その辺、説明がほしいくらい(爆)
 

まぁ、でも、そういうところは目をつぶって(いいのそれで)、音楽と三吉彩花を楽しめばいいと思う。

個人的には「矢口史靖監督作品です」と言われなければそう思えないかも知れないくらい、ただ楽しいだけの映画だった。

でも、好き。
笑顔で劇場を出られる映画は良いよね。

 


以下ネタバレ感想

 

はじめに……
「田中要次」検索で来る方が多いので答え合わせ?(笑)
バスの運転手さん役で出ていらしてました。

 

お金を貯めるためのドライブを始めてから、音楽を聞いてもただ車の中で歌っているだけになってしまって、その辺がどうなっているのかよく分からなかった(笑)

ストリートミュージシャン・洋子の結婚式シーンなんて、洋子の方が完全に暴れてたもんね。(でも、あのシーンは映像的にすごく好き)

まぁ……催眠術が緩む時と効きすぎている時があるのだろう(と勝手に納得)。
 
矢口監督の作品は、笑いに包まれながらも主人公が様々克服して。みんなで成長する楽しさがあると思っているので、今回はその辺も緩かったかな。

催眠には、ちょっと掛かってみたくなった。

思い込みは時に大事。

 

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★前田有一の超映画批評★
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