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『ハウルの動く城』美、魔法、恋、夢、反戦・・・複雑なキー

ハウルの動く城
~HOWL’S MOVING CASTLE~

   

監督: 宮崎駿
出演:  倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、神木隆之介、加藤治子、我修院達也、香月弥生、八十川真由野、大泉洋、原田大二郎、大塚明夫、菅野莉央、安田顕、森崎博之、佐藤重幸、音尾琢真
公開: 2004年11月20日

美しい画、美しい音楽、流れるような動き。印象的なシーンがいっぱいある。

待ち遠しかった宮崎ジブリの世界。

ゴチャゴチャした、おもちゃ箱のようにカラフルな町。
クラッシックな外国の下町の雰囲気。
空飛ぶ爽快感。
久石譲の楽曲。

宮崎駿の世界には夢がある。

でも、宮崎さんとは関係ないけれども、相変わらず宣伝戦略は嫌い。

この映画の予告は、かなり早い時期から始まっていた。でも、随分長い間、ハウルの声は聞かせないように無音にしていたんだよね。

ハッキリ言って、どこそこ事務所の何とかが声優をやります、とかジブリファンには関係ないから。むしろ、どっかのアイドル俳優じゃない、普通の上手な声優さんに声やってもらった方が、よっぽど嬉しいんだけど。

そういう事するから公開前から変に反感買うんじゃないでしょうか。

もっとも、私は木村拓哉のハウルは良かったと思っている。上手だったし、ハウルに雰囲気がピッタリだったし・・・顔も・・・似てる。

申し訳ないけど、とても合うとは言えなかったのはソフィーの方。
若い娘姿の時のソフィは違和感いっぱいだった。

・・・いい加減、声優さん使いましょうよ。

ストーリーは夢に溢れて、美しいけれども難解。
スタジオジブリのアニメは、すでに子供の物では無くなった。

何だかんだ言っても、私は今だに初めて「トトロ」を見た時の衝撃は忘れられない。
「魔女の宅急便」「ラピュタ」も・・・夢があって、可愛くて、何だか懐かしくてホロッとして・・・

ああ、楽しかった~!

と見終わって心から思えるのは、何度でも観たいと思えるのは、やっぱり初期のジブリなんだな・・・

私は、あの頃のシンプルな宮崎駿作品が好きです。

※この記事は、2000年から運営している自HPの日記コーナーから2009年に持ってきて編集した過去記事です。


・象のロケット
★前田有一の超映画批評★

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

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