変身
作品情報
監督・キャスト
監督: 佐野智樹
キャスト: 玉木宏、蒼井優、佐田真由美、釈由美子、山下徹大、北村和夫、松田悟志、春田純一、山西道広、石井智也、那須佐代子、飯野芹菜、船津一弘、永野哲志、松下孝、関根祐介、井家良輔、菱山美幸、細貝弘二、仲恭司、石田太郎、増子倭文江、加茂美穂子、松熊明子、粕淵公、山賀教弘、関鐘美、聖まい、大堀賢治、高山基彦、蟹江一平、和泉宗兵、山本康平
日本公開日
公開: 2005年11月19日
レビュー
☆☆
観賞: 2008年6月17日。CSチャンネルNECOにて
この映画の存在さえ、なぜか知りませんでした…。
2005年の11月って他に何やってた時期だっけ?
観てみたいと思ったのは、原作が東野圭吾だから。
という事と、玉木宏・蒼井優という出演者に惹かれたから。
あらすじ
成瀬淳一は、ある日病院で目覚める。
頭には包帯が巻かれ、何があったのかよく解らない。
やがて、淳一は食べ物の好みや生活習慣が、以前の自分と違う事に気付く。
恋人の恵とも、上手く行かない。
メグを愛したいのに、愛せない・・・
やがて、自分はあの時、大きな事件に巻き込まれ、脳を移植される大手術を受けた事を知る。
ある事故に遭い、脳移植を受けた青年と、その青年に常に変わらぬ愛を捧げる女性との切ないまでのラブストーリーを描く。事故の後、長い眠りから覚めた純一はある夜、悪夢にうなされ、自分ともう一人の自分が自身の中に存在することに気づくのだが…(変身 Amazonプライムより引用)
引き込まれる冒頭
冒頭からグイグイと引き込まれていきます。
自分の中にある、この違和感は何なのか。
自分の頭の中にある物は何なのか。
変わっていく好み。
自分に合わない平凡な仕事。
絵が描けない。
メグを愛せない。
それらの理由と、変わっていく様子と頭の中の正体と…。
スリリングに話は進んでいく。
手術前の柔軟で気弱な淳一と、手術後の世の中をナナメに見るような淳一。
玉木宏と蒼井優の演技が凄い
玉木宏さんの演技が光っています。
蒼井優ちゃんも、純粋にただ淳一を思うメグを好演。
この映画は淳一目線なので、手術前のメグは、とても可愛らしくて見る者の心も癒されるけれども、淳一手術後のメグは、はっきり言ってウザく見える…。。
この辺の描写がスゴイと思う。
ラスト30分位の前までは名作だった
ラスト30分位の前までは、
何てスゴイ映画なんだ。
何で、あまり話題にもならなかったんだろう…。
と、思いながら見てたんですがね。。。
私のこの映画の評価は高くないですむしろ、ひどいかも(あ、言った。)
理由はネタバレ↓で。
以下ネタバレ感想
京極の姉と会って、おもちゃのピアノを2人で弾いている場面では、ちょっとウルっと・・・。
だって、この人は成瀬淳一じゃない。
京極なんだもん。
この世でたった2人きりの姉弟。
こんな形で一緒にいるなんて・・・
脳の権威であるあんたに教えてやる。
人間の脳は面白いぞ。
オレは京極の双子の姉に会って恐ろしいほどの一体感を得た。
堂元医師に詰め寄る淳一。
オレの脳は京極の脳なんだろう!?
事実を知った淳一は…
最後の良心「成瀬淳一」が生かされている間にやっておきたい事を全てやろうと決意する。
この辺から、だんだんお粗末というか。。。。
淳一の記憶が戻る時のあの
ぴかぴか~ん!!
って感じは何~??。
いや、他にどうにか映像表現出来なかったものか。。。。
うん。難しいよね。たぶん。
それは解るけど~。。。
そして、
メグの首を絞めている最中に
ぴかぴか~ん・・・!!
はっ。。。
オレはオレは何を~!?
みたいな~。。。。
ちょっと安物の2時間ドラマっぽい。
とってもとっても冷めてしまい、クライマックスに集中できず、蒼井優ちゃんが熱演しているというのに泣くこともできなかった。。
しっかし、京極という男は、狂ってるのか?って位に攻撃的な男だね。
あれじゃ脳を移植したからああいう風に動いている、っていうより、悪霊に取り憑かれてるみたいだよ~・・・。。
私は、東野圭吾の作品は「白夜行」「手紙」しか読んだ事がありません。
両方とも、ドラマも映画も奥深い名作だった。
でも、たぶん、この映画の原作ももっと奥深い。。。のではないか、という気がする。。。。
「原作を読みたい」
という気持ちは、映像化された物が良作だった時ばかりではないんだな。。。
と初めて認識した映画。
劇場で見なかったのは正解だったかも~。
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comment
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お越しありがとうございます(^.^)
>そう、全体的に安っぽかったです
蒼井優ちゃんが熱演すればするほどその安っぽさの中でちょっと浮いてしまって、なんだか可哀想でした
記憶が突然戻るときの映像なんかが、まるで
仮面ライダーなどの特撮みたいで。。。
(いや、今日日、ライダーも進歩してるから、それ以下かも^^;)
全体的に演出が2時間サスペンスっぽかったし。
う~ん。。。
残念です。
もっと演出が違えば名作になったかも。
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こちらを読ませていただいて、この作品がイマイチだった理由がまたひとつわかりました
そう、全体的に安っぽかったです
蒼井優ちゃんが熱演すればするほどその安っぽさの中でちょっと浮いてしまって、なんだか可哀想でした