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【バッテリー】キミにとっての野球

バッテリー

 

監督: 滝田洋二郎
出演:  林遣都、山田健太、萩原聖人、菅原文太、鎗田晟裕、天海祐希、岸谷五朗、上原美佐、濱田マリ、太賀、蓮佛美沙子、山田辰夫、塩見三省、岸部一徳
公開: 2007年3月

TBS地上波で視聴。

2ヶ月ほど前に、CSでも見ています。その時は感想を書けず、今日再びテレビで見たので。

 

原作は、あさのあつこの大ヒット小説。未読。NHKのドラマで見たのが、この作品との出会い。

ドラマの方は、毎回私が大好きなミスチルのOPで始まり、ミスチルのEDで終わるという、もうそれだけで情感たっぷり

少年の希望、切なさ、不安定さ、無邪気さ、純粋さに溢れた作品になっていたので、映画の方はどうなんだろう、という興味はありました。

劇場の方にも当時行きたかったのですが、たぶん他に見たい物が詰まっていた時期だったのでしょう。行かずに終わってしまいました。

予告で見た、林遣都くんの大きな綺麗な目が印象的でした。

中学入学の前に、母の故郷・岡山に病弱な弟・青波の療養のために家族で引っ越してきた原田巧。巧は、少年野球で名を成した天才ピッチャーだったが、病気の青波に掛かりっきりの母親は神経質で、青波に気を使わず野球を続けるを疎ましく思っている。は、いつも孤独を感じていた。

岡山に越してきた日、は、地元で少年野球をやっている永倉豪と出会う。

無口で、思った事を上手く伝えられず、ただボールを投げ続けることでしか自分を表現できない

そんなの球を自分だけが受けられる事に喜びを感じる

バッテリーとは、他に誰も入り込む余地を与えない最高の相棒だ。キャッチしているのは、ただ相手のボールだけではない。気持ちもとまどいも、悩みも苦しみも受け止める。。。

巧の球が速すぎて、豪が受けられなくなった時、初めて2人の間に亀裂が入る。

この時、初めて巧は想いを口にする。

たった5球でお前はオレの球を捕まえた。

すごいキャッチャーを見つけたと思った。
絶対に離せないと・・・

投げろ。
黙って投げろ。
わしが全部受けちゃる!

言葉は要らない。ただ投げるだけでいい。
それが信頼であり、彼らの友情。

祖父は、始め、巧にとって野球とは孤独の証だ

と、言っていた。

しかし、青波は、それを否定する。

この映画の中で、何度も

「~にとっての野球」

というセリフが出てくる。

祖父にとっての野球。
それは、思い出と人生

父にとっての野球。
それは、2人の子どもへの願い

監督にとっての野球。
それは、過去は寂しさと悔しさであり、今は希望

青波にとっての野球。
それは、兄への憧れと愛情

豪にとっての野球。。。
それは、信頼と友情。

そして、巧にとっての野球とは

それは、ラストの彼の笑顔が語っている。 

岡山の緑いっぱいの風景と、子ども達の不安定ながらも真っ直ぐな心。青い空と彼らの気持ちを乗せた野球。

子どもを見守りつつ、自らも成長する大人達。

気持ちの良い感動作。

 

バッテリー@映画生活

comment

  1. くう より:

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    >個人的にキャストは映画のほうが断然好きです。
    それは私も思いました~。
    でも、お母さんはドラマの方が好きなんだ。
    映画のお母さんはキツクて。。。(>_<)
    ドラマの方がサッパリしてました。
    ストーリーは、どっちもそれぞれに良かったです♪
    映画の方は2時間に凝縮された感動を味わえました(^.^)

  2. みのむし より:

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    とっても感動しますよね。
    ドラマのほうは時間帯的に見られなくて断念したんですけど、映画は原作のいいところを全部入れてあって
    よかったです。
    個人的にキャストは映画のほうが断然好きです。
    ドラマのほうは原作を忠実に再現してたようで
    それはそれで面白かっただろうなぁ~。って
    思います。

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