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『天空の城ラピュタ』天に昇る王国

天空の城ラピュタ

   

 

監督: 宮崎駿   
出演: 田中真弓、横沢啓子、初井言榮、寺田農、永井一郎、初井言榮、神山卓三、安原義人、亀山助清、大塚芳忠、菅原正志、常田富士男、鷲尾真知子、糸博、TARAKO、鈴木れい子

公開: 1986年8月

日本テレビの「金曜ロードショー」で放映されていたので久々に子ども達と一緒に観た。

1986年、劇場公開時、劇場で観て・・・
テレビ放映される度に見て・・・
子供が産まれてからは子供と見て・・・

もう何十回見たか解らない。

たぶん、ジブリ作品の中で一番好き
いや、「トトロ」「カリオストロ」も好きだけど。あ、「魔女の宅急便」も。

少なくとも「一番好きなジブリ作品」と言われて「もののけ」以降を挙げる事はないな

久し振りに見て。。。
え~。。。初めて見てから、もう20年経ってんの!?
という驚き。。。。。

全然、古くない。
木や建築物、空、汽車、車。。。
生き生きと動く人々。

何て美しいんだろう。絵本そのもの。

初めて「カリオストロ」で宮崎アニメを映画館で観た時からずっとそうなんだけど、もうオープニングでウルウルしちゃうんだ。

神秘と冒険の世界に入り込んでいく期待感と、久石譲氏の音楽と。。。
それだけで感極まっちゃう、ちょっと変な自分。

物語は観世懲悪。世界を支配しようとする者は罰せられる。
だから単純だ、子供向けだ、面白味がない、という人もいるんだろう。

でもね、そこには夢がある。

空から降ってきた少女、神秘の飛行石、空飛ぶ海賊。。。
そして、空に浮かび続けているという伝説の国、ラピュタ。

王国の末裔である少女と、彼女を想う事で成長する少年。

いつだって正しく世界を救うのは、大きな欲望のない真っ白な心の子ども達なのだ。

王を永遠に失った国は、飛行石と共に天高く登っていく。

何百年も墓守を続けてきた優しいロボットの姿をカイトから見るパズーとシータ。

地球という星が、いつかこの空飛ぶ王国と同じ運命を辿ることがないように。。。

戦争、そして自然破壊、欲望の犠牲になる物の大きさ。

そんなメッセージも、子供でも優しく受け取れる作品。

ジブリアニメは、もうこういう解りやすさとワクワク感の原点には戻ってくれないのかな。。。。

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象のロケット
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★前田有一の超映画批評★

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

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