アンフェア the answer
監督: 佐藤嗣麻子
出演: 篠原涼子、佐藤浩市、山田孝之、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、香川照之、大森南朋、吹越満、モロ師岡、横山めぐみ、福井博章、河野洋一郎、矢柴俊博、浜近高徳
公開: 2011年9月
大森南朋さんも、ほんっっとーに色んな役やるよね~
しかも、ビミョ~に似合ってるときたら…
ファンとして喜んでいいやら解らないよ
前作から4年。
今さらやるとは思わなかった「Last(のはずの)アンフェア」である。
もう、内容もすっかり抜けてしまったので、この日のためにフジテレビの再放送をファーストシーズンから見た。
警察内部の何ちゃらとか、誰が怪しいか解らないとか、そういうドラマが増えすぎた昨今。
やはり、最初の「アンフェア」は秀逸だった。
本当に面白かったよ。
映画化だのスペシャルだのと「その後」を作るたびに「なんだかなぁ」という出来になっていくのが寂しいくらい。
で、今作ですか・・・
キャスト的には一番豪華。
まあ、豪華なキャストが吐き捨てられていくのがこのシリーズですが。
だから、〇〇〇〇なんて、出てきた途端に「今度はこの人が…」と、思っちゃったもんね。
しかし、〇〇が死んでしまうとは思わなかった。
そこは、本当に切なかった。
連続殺人犯に拉致されても、主役だけはすぐにやられないのはお約束・・・雪平が死んじゃったらおしまいだし。
批評・批判は数あれど、私はこの最後(だよね)の「アンフェア」を楽しんだ。とりあえず…黒幕の末端が見えただけでも良かったじゃないか。
そして、〇〇の死を心から悼む気持ちになった。
たぶん、雪平を一番心から愛してきた人。
このショックは安藤の死の時以来の大きさ・・・・・
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
もう佐藤浩市なんて、雪平の相手役にキャスティングされてる段階で絶対にこいつだろ・・・と解ってしまうのである。
このシリーズ、「ファンにそう思わせておいて、実は佐藤浩市は本当に雪平の味方なんですよ」というアンフェアは全くやる気がないらしい
最後まで良い人そうな山田孝之も黒幕一味なんだろ・・・とは思ってたけど、上の方の人だったというのは意外だったわ。
しかし、雪平もさ・・・今までこれだけいっぱい騙されてきて・・・
少しは人を疑えよ。。
彼氏とかもう作るな。貴女に近づく男は全て敵です。
サダヲちゃん@小久保がますます憎たらしくなっているわけだが・・・自分の保身や出世しか考えてない分、ある意味この人が一番善良だったりする。
ずっと怪しかった加藤雅也@薫ちゃんの正体が、ついにサラッと何気なくバレた。さんざん引っ張ってこんな扱いか(ぇ・・・
連続猟奇殺人犯に捕まったというのに、なぜ主役だけはなかなか殺されず、もったいぶられ、ついに助かってしまうのだろう…
という疑問は、あらゆるドラマ・映画・特撮・アニメ・時代劇のために残しておきます。はい。
しかし、あの大森南朋@結城ハウスには声出して笑いそうになったわ~
ホラーゲームハウスやん・・・。
Aボタン(隠れる) 見つかった
まぁ・・・そんなこんなで、時にドキドキし、時にニヤニヤして見たわけだが…
ラストの、佐藤和夫からのプレゼントには、泣いたよ。私は。
世界でたった1つだけのプレゼント。雪平だけが握るデータ。
どんな高級なペンダントなんかよりも、雪平のためを思い雪平のために作ったトラップのプレゼント。
彼女への彼の思いが伝わるから、切なくて泣けた。
こういう気持ちになるのも、長いシリーズだからこそではある。
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