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『リアル・スティール』僕のために闘って。僕のために勝って。

リアル・スティール
~ REAL STEEL ~

監督: ショーン・レヴィ   
出演: ヒュー・ジャックマン、ダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー、アンソニー・マッキー、ケヴィン・デュランド、カール・ユーン、オルガ・フォンダ
公開: 2011年12月9日

     

とにかく、観に行く前からテンション高かった・・・

ダコタ・ゴヨ@マックスくん…かわいすぎーーー!!
   リアル・スティール

ハマるツボが多すぎました…

・かわいい男子(これ一番)
・親子の話…特に男子とパパの話に弱い。
・痛そうな格闘技はあまり好きじゃないが、ロボットだから気にならない。
・何かに向けて頑張って成功していく上げ上げ系のストーリーが大好物。

まるで、私のために作ってくれたのと聞きたくなるような映画・・・

この映画を観ている間の姿勢は、常に祈りの姿勢。

リアル・スティール2

ずっとこんな感じ・・・

ストーリーとしては、実はベタなのかも知れない。よくありそうなネタがあちこちに転がってる。
でも、それを盛り上げて盛り上げて喜びや切なさの感動に持っていく演出力の素晴らしさ。

私はさっきからマックスが可愛いかわいい~♥と書いてるけれども、それだって盛り上がるのに必要な要素だと思うのだ。エンターテイメントにスターは付き物。

映画は芸術であり、ずっと難しい顔をして観てなきゃならない文芸作品もあれば、ただ絵のように美しい作品もある。それも映画。そして、ひたすらワクワクしてとにかく観た喜びに溢れる物も映画。

この作品の中には、誰もが嬉しくなったり楽しくなったり、応援したくなったり…そういう物が凝縮されている。

そこには、かつての懐かしいスピルバーグ作品の姿が見える。

何だかんだ言っても…私はそういう希望に溢れたスピルバーグの映画が大好きだ。

親子の愛、人間の成長、前に向かって行くこと、格闘ゲームの面白さと迫力、この映画1本で全て楽しめます。
この冬1本、家族で映画に行くなら私はこれをお薦めする。太鼓判押します

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


上にも書いたけれども、もう~とにかくマックスくんが可愛すぎて、それだけでも幸せ♥

そして、マックスくんが自力で泥の中から引き上げた中古ロボット「ATOM」。これがまた、ボロッボロの見た目にもかかわらず可愛いのだ。

ATOMにマックスが動きを教えるシーン。
マックスくんが首を傾ける。ATOMも同じ方向に傾ける。ATOMの微笑んでいるような困っているような真っ黒な楕円形のたれ目。マックスくんのニターーーっとした満面の微笑み。

なんだ、この微笑ましすぎる光景は・・・!!

このシーンだけでも、もうやられる・・・

ストーリーは王道なので先は読める。
悪役は悪役なように活躍し、弱き者たちは努力と愛で勝ち抜く。
ダメンズは金よりも子供への愛を選ぶ事を覚え、そして「逃げない」事を知る。

基本通りに流れていく「出来すぎストーリー」。その全てが心地良い。

ラストの試合は、結果がだいたい解っていても手に汗握っちゃう。「どうせ上手く行くんでしょ」とか一切思わせない。ちゃんとそういう風に作られている。

パンチを決めたATOMと同じポーズでファイトする父の姿を見るマックス。

親子の絆は、しっかりと結ばれた。

観衆が認めるチャンピオン。どこまでも続く幸せな気持ちを貰った。
この映画もチャンピオンだ。間違いない。

 

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