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『僕の初恋をキミに捧ぐ』少女漫画的キラキラ感

僕の初恋をキミに捧ぐ

監督: 新城毅彦   

出演: 井上真央、岡田将生、杉本哲太、森口瑤子、細田よしひこ、原田夏希、仲村トオル
公開: 2009年10月

          

CS「日本映画専門チャンネル」にて視聴。

あまり書きたいような感想ではないので、観て感動したという方は読まないでください。

これからDVDを買おうとかレンタルしようとか思われている方には、ひと言…
あまり私の感想は気になさらないように… ポータルサイトなどでは良い評価も結構多いみたいですよ←何の保険だ

この記事は、まぁ、私のただの「見た」という記録です。ここは別に仕事でも何でもない趣味のブログなので、好きに書かせて。

良くも悪くも少女マンガです。
原作があるという話も知らないで見たけど、言われなくてもそうだと解る。

主演のお2人は少女漫画の世界にハマっていたと思います。

特に、岡田将生は本当に綺麗なので、こういう世界にピッタリ。
「重力ピエロ」の冒頭で2階から落ちてきたハルの印象的な美貌を思い出す。

「20歳まで生きられない」ことを幼い頃に知ってしまった少年が、その後、どんな風に生きたいか。

それは、実際にそうなってみないと想像もつかない。

もの凄く素直な目で見れば、劇中の2人は短い時間を精一杯青春していた。それは、キラキラと描かれていた。

ただ、随所に描かれる「いかにも少女マンガ的ラブストーリー」が腐った私には素直に受け入れられなかったの。だから、泣く人は凄く泣くだろう…と思いますよ~。涙もろいはずの私は、全くコツンと来なかったけど~…

映画やドラマを見る感性は人それぞれだ。だから、それでいいと思う。

後は、ネタバレ欄で。(しつこくいうけど、これ良い映画だと思った方は読まない方が良いですよ )

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


漫画という物は大好きなんだけど、バリバリな「少女マンガ恋愛もの」は昔から受けつけず…

つまり~、あっちからライバルが出てきて、解決したらこっちからライバルが出てきて、それが終わったらまた難題が降りかかり、すったもんだのあげくハッピーエンドを何とか迎えるみたいな~…

そのパターンが大っ嫌いなわけですが、世の中ではそんなドラマを何本も書き続けている北〇悦〇子氏の脚本が大好きな人も山ほどいるみたいだから、需要があるんだろうね。

この映画の場合は「死」という結末があるわけだから、ハッピーエンドにはならないわけだけど…ラストでは、「あらあら骨壺と結婚式しちゃうんだ。それでいいわけ?パパ。」とか←完全に冷めてる…

「世界の中心で、愛をさけぶ」の結婚式シーンの時には全く思わなかった不謹慎な毒ツッコミが頭の中をぐるぐる回る・・・何せ完全に冷めてるから

彼らの時間は短いのである。
どうして、ライバル持って来たり、そういう事で物語に抑揚をつけようとするんだろう。「病気」だけでもう充分に試練じゃないか。それ以上に試練は必要なのか?

そんなことしなくても、充分にキラキラした青春は描けるんだという事を私たちはもう多くの作品から学んでいる…はずなのに。

昂の親が移植を断ったシーンだけ、ちょっとグッときた。
逞のために土下座する繭。「まだ指が動いている。もう生き返らないと医者はいうが希望は捨てられない」という昂の祖父。

それはそうだよね…。あのシーンの両方の心の痛みはよく解る。

まぁ…でも、そもそもドナーは絶対に知られないようにするはずであり、同じ病院にいるってこと自体がおかしい気がするの。。。

あ~、またツッコミ入れちゃった。
う~ん・・・そんな感想です。すいません

・「僕の初恋をキミに捧ぐ」 公式サイト

 

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

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