オズ はじまりの戦い~ OZ: THE GREAT AND POWERFUL ~
監督: サム・ライミ
出演: ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・ブラフ、ビル・コッブス、ジョーイ・キング、トニー・コックス
公開: 2012年3月8日
2013年3月13日。劇場観賞。
世界中で有名な児童文学「オズの魔法使い」に繋がるストーリー。
元が児童文学だし、ディズニーなのだからストーリー的には、大人が見てそれほどハラハラする所はない。(と、思う)
正義が勝ち、悪は倒れる勧善懲悪ストーリー。
ファンタジーの世界観を楽しめれば充分だと思う。
予告で期待させられていた映像は本当に美しい。絵本の中そのもの!
こっちの世界はモノクロで、オズの世界に入るとカラフルに彩られる演出が面白い。
サム・ライミ監督だから、もっと魔女がドロドロした感じで出て来るかと思ったけれども 、ショッキングな映像はない。お子様と一緒に見て楽しめる内容。
キャラクターとしては、魔術師オズのペテン師っぷりが際立つ。ほんと、ダメンズ。
ジェームズ・フランコさんの顔は好きだから、女の人があれにコロコロと引っかかる気持ちは解らないでもない…。
誰にでも「祖母の形見のオルゴール」なんて配ってるから、ああいう事になるんだよ。
女にだらしなく、ペテンで人を巻き、いい加減で夢ばかり大きいダメンズ・オズの人間としての成長物語。
個人的には魔女さんたちがあまり好みのお顔ではなくて…(すいません )。
助演女優賞はこの子に奉げたい。陶器の女の子。
表情豊かでホントに可愛い。彼女を見ているだけでも楽しいし、感情が揺さぶられるシーンは全部彼女に持っていかれた感じだった。
ストーリーはこの後どうなるのかな…という余韻で終わるので、ヒットしたら続編アリなのかなぁ。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
ホント、どうしようもない女ったらしなオズ。 この戦いの1/3は、オズ自身の手で作り上げたよね。
元々、争いがある所を持ってきて、恋愛騒動まで起こしたんだから…。
もっとも、西の魔女セオドラが思い込み激しくて、東の魔女エヴァノラが狡猾だったからこうなったっていうのはあるけれど。
黄金と玉座に目がくらんだだけだったオズが、本当に世界を救いたいと思って戦うようになる。予言は本当だったという事。
元々ペテン師だったからこそ当たったハッタリの大仕掛け。
(魔女のくせに魔法と手品の見分けがつかないの?とか言っちゃダメ。児童文学ですよ~ )
陶器の女の子に「家族」をプレゼントできたラストには、ちょっとウルっとした。
やっぱり、私の心を持って行ったのは全部彼女だった。
このクオリティで続編ができるなら、ぜひ見てみたい。
たぶん出来るだろう…と、楽しみにしとく。
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