図書館戦争
監督: 佐藤信介
出演: 岡田准一、榮倉奈々、田中圭、栗山千明、石坂浩二、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、鈴木一真、相島一之、嶋田久作、児玉清
公開: 2013年4月27日
2013年5月1日。劇場観賞。
原作は有川浩氏の同名小説。未読です。
2008年にフジテレビ・ノイタミナ枠で放映されていたアニメの方は昨年劇場公開された「革命のつばさ」(未レビュー)まで全部見ている。
映画としては迫力があって面白かった。
けれども、ストーリーとしては元々アニメを見ていた時から引っかかりがあったので…
(劇場版アニメが未レビューなのもそのせいなんだけど )
その「引っかかり」の部分を気にしないように気にしないように見る…という変わった見方になった。
元より、SP以来の岡田准一のアクション目当ての観賞なので、別にこれでいいんだ。うん。カッコいい。♥
ストーリーの「引っかかり」については、ネタバレ欄にちょっとだけ書く…かも。
(原作の熱烈ファンの方は出来たら読まないでいただきたい )
という事で、薄っすい感想のみで。
戦闘シーンが素晴らしかった。メディア良化隊と図書隊のぶつかり合いは戦争映画並みの迫力があった。
岡田くんのアクションシーンももちろん…もう何か別のお仕事が来るんじゃないかと思うくらい。
前述した通り、なるべくストーリーは見ないようにしようしようと努めて見たので、見方としてはアニメとのキャラ比較っぽくなったのだけど、みんなハマっていたと思う。
個人的には榮倉さんは苦手系なんだけど、ボーイッシュな役はハマる人なんですよね。
スタイルがすごく良いので制服姿もカッコいい。
元々、原作者がイメージしていたという柴崎役。千明さまはやっぱり美しくカッケー。♥
橋本じゅんさん素敵だったんだけどね…なんせ「木更津キャッツアイ」からぶっさん、女鬼教官、と出ているもんだから…もうゾンビが浮かんで仕方なかったんだよ。すいません。
キャストと迫力に大満足。♥
ご覧になる方はぜひ劇場で。
たぶん、この後のストーリーも実写化されるんだろうから、興味のある方はここから見ておくことをお薦めします。
ただ、原作未読でアニメも見ていない友達は「日野の悪夢」や法律のあれこれなど解らなかったと言っていたので…この映画だけでは説明不足なのかも知れない。
その辺はハンパにアニメを見ちゃってる身としてはよく解らない。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
アニメの時から感じていたストーリーの「引っかかり」というのは…熱く書きたい気持ちもあるんだけど熱く語ってる他ページのコメント欄を見ると恐くて萎える。
とにかく原作ファンの勢いが凄いって事はよく解る。
とりあえず…ザラっと書いておくと。
「メディア良化法」とやらが出来てずいぶん経っているらしいのに書店に並んでから検閲とかおかしいだろうと…。
つまり、憲法の「表現の自由」はそのまま生きていて、憲法第21条第2項「検閲の禁止」は改正されていないのに無理やり出来上がった法律なのらしい。ぇ、そんな馬鹿な。
もっとも、「法律が改悪されていることにも無関心な日本人」がいるからこうなったという話らしいので、ああそうなのか、としか言いようがないんだけど。
「図書隊」の立ち位置もよく解らない。
「メディア良化法」は国の法律であり、「図書隊」は自治体のものらしい。
国のものではないなら銃刀法違反のような気もするのだけど、どうも、こういう点は追求しちゃいけない作品らしいのだ。
だって、アニメを見た時に物すごくたくさんの「はてな?」が私の中に沸きあがったので「図書館戦争 変」とか「おかしい」とかで検索したら出てきたブログさんのコメント欄が凄く荒れていて、それこそ「え、ブロガーに言論の自由は認められないのかよ 」と思うほどだったんだもん。
内容は「有川さんに謝れ、ファンに謝れ」とかいう稚拙な書き込みが多かったけど。
私にしてみれば、そこの管理人さんが書かれているアニメ評の方がしごく真っ当に納得できたんだけどね。
どうやら、「言論の自由」を追及するこの作品に物申す言論の自由は原作ファンにとって排除の対象らしい。
色々と考えるのも面倒なので、結果、どうせパラレルワールドだし基本はラブコメなんだからいっか…ラブコメとしては面白いしね。で終わっちゃうのだった。
書かないとか言いながら結構書いちゃった。
まぁ…「書く自由」はこっちにもあるはずなんで、あまり虐めないでくださいね。
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