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【彼岸島】足手まといたちの群れ…

彼岸島

   

監督: キム・テギュン   
出演: 石黒英雄、渡辺大、水川あさみ、山本耕史、瀧本美織、半田昌也、弓削智久、足立理、森脇史登
公開: 2010年1月9日

2013年10月6日。DVD観賞。

劇場で見ようかどうしようか迷って捨て、その後DVDが出ても「まぁいいか…」になっていた1本。どうして今頃見たのかというと、TBS系列で2013年10月期からドラマ化する事が決まったから。

で、本来ならネタバレ見ちゃうのは好きじゃないのでわざわざ見ない所なんだけど、何かのカンが働いて先にストーリーを知っておこうと思い、見てみた。

見といて良かった…。むしろ見ていなかったらドラマが始まってから激しく絶望しているところだったよ。まさか、こんな話だったとはね

いや、絶望というよりも…自分が想像していた内容と全く違っていたので驚愕した…。吸血鬼ものだということだけは知っていたんだけど、ホラーというよりも、サバイバルスリラー

…っていうよりも戦隊ものなどのヒーロー特撮に近いじゃないか。
ライダーシリーズをグロくしてみました…って感じ。

前情報なく全く知らなかったけれども、原作は人気コミックらしい。「人気」なのだからきっと原作はそれなりに読み応えがあるのだろう。しかし、映画の方は何か…色々と…ツッコミ所だらけだった。いや、ツッコんでツッコんでツッコみ倒した

以下は若干のネタバレを含む感想です…いや、ツッコミです。

彼岸島で逃げている1人の男の描写から始まる出だしはなかなか不気味で良かった。こんな感じが続くんだと思っていたのに…。

主人公・明は「海が近い地方」の高校に通う学生らしい。頭脳明晰運動能力抜群万能である兄の篤は数年前に婚約者・涼子の実家に挨拶に出掛けたまま行方不明。ある日、明は謎の女性・青山冷に篤を助けに行こうと誘われ、よく解らないまま仲間たちと共に船に乗って彼岸島へ向かう。

この「仲間」が何とも…もう「足手まとい」としか言いようがない。。
そもそもさ~本土で一回化け物に襲われてるわけじゃん。どういう物かはわかってるわけじゃん。なのに、なぜついてくる

たった3年前なのに美織ちゃんがビミョウに幼くて可愛い。おれ的見どころはもうここだけ。
  

  f:id:nakakuko:20150408045143p:plain

しかしこの子も…自分の身は自分で守るとか言ってついてきたクセに…。。

そして、男子ぃずも…何なんだ。先ほども書きましたが、一回戦っているのでどういう物かは解ってるはずですよね。なのに、金属バット持ったヤツとか…。
  

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あんぱん持ったヤツとか…。
   

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こんな感じでついてくるから、あっという間に危ない目に遭っちゃうのだった。当然だ。
ほんと、可哀想~。

自分としては純然たる吸血鬼ホラーだと思っていたのに、実情は「怪物」だった。ライダーに成り立てのヒーローがお船に乗って海を渡ったら、そこは怪人の住む島でした、みたいな感じ

怪人のボス・雅さま。ゴールデンボンバーじゃないよ。
最初、誰だか全く解らなかったけど、よくよく見たら山本副長じゃないかっ!!ううう…似合わないよ似合わないよ。そして、何その銀ピカな扇型の武器。
  

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ドラマ版では、この役を栗原類がやるらしい…。個人的には徳山秀典推したいけど~。

そして、兄の篤役も最初誰だか全く解らなかった。丸メガネだし。渡辺大ちゃんじゃないか。この人が1人、島で戦って来たわけだが、島の出身者でもないのになぜ…という理由が後々明かされる。

しかし、驚いたわ。ぇ…兄って賢いって設定じゃなかったっけこんな事やっちゃう人が賢い人ですか

普通、開けるなって言われたら開けないだろ。(怒)
  
だから、開けるなって言ってるのに~~!!馬鹿ですか馬鹿だよね。
   f:id:nakakuko:20150408045311p:plain

何かよく解んないけど、敵も味方も仮面みたいなの着けてる人が多いんだよね。「師匠」とか…なんなの…。肝心なシーンで全く動かずボーっと立ってたけど。
  
鳥型の化け物が激突した所も…なぜ爆発あんた機械だったの
   
クライマックスなんか、刺されても突かれても起き上がって戦ったり…どっちが化け物かよく解らない…。

とにかく、色々とストーリーは入り組んでいるけれども、全く切なくも悲しくもなく、話が薄っすい。原作を読んで見ようかとも思ったんだけど、30巻以上もあるんだよね。もう無理~。

これを作ったのが「クロッシング」であれだけ感動させられたキム・テギュン監督だというから信じられない……。

う~ん…結論としては、これはたぶん、原作を読んでいる人が「映像化したらこうなる」っていうのを楽しむ(あるいはツッコむ)ための映画なのだと思った。

しかし、ドラマ版を見るための覚悟は出来た。これを三池崇史監督がやるっていうのは、かなり興味深い。もっとグロくて、もっと怪人がコミカルで、もっと戦いが必死そう。

そういうとこ期待して見ようと思う。

 

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


上で散々ツッコんで今さらネタバレもないけど~…。
1つよく解らない事。

劇中の説明によると「彼岸島」は日本の地図には存在しない島だという事だったけれども…。島の人たちの戸籍は一体どうなっているのだろう。

いや、だって、涼子さんって篤と婚約したんだよね~…結婚とかできる予定だったんだろうか。あ、細かいですか

まぁいいか…どうせツッコミ所だらけだし。

「彼岸島」公式サイト

 

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★前田有一の超映画批評★

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奈可久う子(くう)

◆ドラマ・映画 エンタメ系ライター&ブロガー。◆ハウツーサイトやリクルート・キュレーションサイトなどで映画紹介のライターしておりました。(お仕事はいつでも有り難くお受けします)

◆映画の評点はあくまでも私感です。(平均が2.5で1と5は滅多に付けていません)

◆戦争とホロコーストテーマの作品観賞がライフワーク。

◆レビューは上半部はネタバレなし感想、下部は観了した方と感想を共有できるように書いています。(古い記事は簡単感想です。時間のある時にリライトしています)

◆姉妹ブログ「ドラマ@見とり八段」

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