テルマエ・ロマエII
監督: 武内英樹
キャスト: 阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親、キムラ緑子、勝矢、曙、琴欧洲、菅登未男、いか八朗、松島トモ子、白木みのる
公開: 2014年4月26日
2014年4月30日。劇場観賞
2012年に公開された『テルマエ・ロマエ』の続編。原作はヤマザキマリ氏の大ヒット漫画。
当方は原作ファン。
前作の評価は可もなく不可もなく……。
…ということで…今回も同じ感じかも。
いや、元々原作が好きすぎるからね。
前作同様、古代ローマの壮大な建物や風景は素晴らしく、コメディパートはクスクス笑えるけれども肝心のオリジナルストーリー・パートが……要らない。
どうしても深刻な方向にストーリーを運びたいんだなぁ、と思うと…まぁやりたいんだから仕方ないんだけど。
個人的には、ただクスクス笑えるコメディだけでいいんだけど~それじゃ映画にしづらいか。しづらいんだな、うん。
ほぼ原作通りに展開して、原作の音楽部分を大きく広げて映像化に成功した同監督の『のだめカンタービレ』に比べて、どうしても思ってしまうこの「何でこうなってしまうんだ」感。
で、EDで脚本家さんを確認して……何となく納得した。 コメディに徹する話は書かない方ですよね。
見どころと言えば、やはり前回から続く濃いキャラクター。
阿部ちゃんのルシウスは、ほんとにハマり。
今回は「ズッキーニ」に驚いたり「処罰される罪人」気分を味わったりするのだった。
前回は何だかパッとしなすぎた悪役だった一輝も今回はもっとカッケー。♥
平たい顔族のじいさんは相変わらずカワイイ。ヘイヘイホーーーー!!
ローマも今回はテルマエだけではなくコロッセオなど見どころいっぱい…だけど、それよりも日本の温泉地にホォォォォっとなってしまうのは、やはり日本人だから?。
混浴の露天風呂は群馬県の宝川温泉・汪泉閣がロケ地らしい。
流れる川の隣に露天風呂…のあの風景…。いいなぁ。行きたい。♥
やっぱり日本人は風呂だねぇ……という視覚的な満足感は充分得られたのだった。
以下ネタバレ感想
ルシウスが力士たちの銭湯に現れて「ズッキーニ?」のシーンは面白いんだけど予告で散々見ちゃってるからな…残念すぎる。
一番笑ったのは松島トモ子が熊に首を噛まれているシーンだったりする…自虐ネタ?いいの、これ。
前回と同じく後半になって上戸彩ちゃんがローマに行くと途端に話が深刻になってつまらなくなるんだ。 いや、決して彩ちゃんのせいではないのよ。
別に感動もしないし泣ける事もないので…話作りすぎなくていいと思う。
ルシウス・モデストゥスという人は別に歴史に名を遺した実在の人物というワケではないので事故で死んじゃう設定も要らないし。
ただ、おいらはボンヤリと湯に浸かるようにこの映画を楽しみたいだけなのだった。
それは60%くらいは堪能できたので、いいや。
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