MONSTERZ モンスターズ
監督: 中田秀夫
キャスト: 藤原竜也、山田孝之、石原さとみ、田口トモロヲ、落合モトキ、太賀、三浦誠己、藤井美菜、松重豊、木村多江、川尻達也、森下能幸、平山祐介、松岡恵望子、林田直樹、佐藤詩音、土師野隆之介
公開: 2014年5月30日
2014年6月4日。劇場観賞
ごくごく簡単な感想で…。
たぶん、もっと面白くなりそうな題材だと思うんだけど…浅い、薄い…。
想定内だったのは、竜也が醸し出す悲壮感と、翻弄される山田くんの必死さいっぱいの演技。
2人とも素晴らしい。まぁ…それを見るのが目的だったのでいいんですけどね…。
瞳の力で人間を操る事が出来る男が、ある日、唯一自分の力で操る事ができない男と出会った。
自分の世界を侵されることを恐れ、男はその男・田中終一を排除するために動きはじめる。
細かい事はネタバレになるからここには書きませんが…とにかく…警察がバカすぎる。。
いや、警察だけじゃなくて全体的に、知ってるクセにどうしてそう動くの?って話なんですけど。
ずっと流れ続けているメロドラマみたいに悲壮感溢れた音楽も、どうかと思った…かーいさん…。ああ、そういえば『ゲノムハザード』の時も同じようなこと書いた気がする。 かーいさんの音楽、テンション上がるリズムの時は好きなのが多いんだけどなぁ。
原案は韓国映画『超能力者』。そっちは未見だが、こうなるとちょっと比較して見てみたい気になってくる。
映像的には、中田監督だよな~という色鮮やかでワイドな不気味さはあった。
脚本だよなぁ…この薄さ。せっかくの『AKIRA』をせめて生かして~~。
…と思ったら『ガッチャマン』の人なんですね。じゃあ仕方ない。←ぇ…。
『進撃の巨人』もやるんだ~大丈夫かな~。 もう不安しかない…。
以下ネタバレ感想
「名前」「名前」って名前に拘っていた割には、あまり生かされなかったなぁと…。
山田くんが「終一」だから、竜也は「始」だよね。
2人の目的は「死ぬまで生きること」。
終一が生まれた意味が「男」を止めるためならば、「男」が死んだら終一も死ぬんだろうな…そうでなきゃ、逆に永遠に死ねないでしょ。あれじゃ不死身だものね。
…という事は「男」は生かされ続けているという事。
研究によっては軍事方面などで利用できそうだし。
特殊な能力者はそうやって利用され続けるのだろう。
たった1人の世界で生き続けてきた「男」が可哀想だ……と、ウルっとできるような話なら良かったのだけど。そうならなかった浅さが残念。
「男」の能力を知っているくせに何の対策もなく銃をドカドカ持って来る警察、バカすぎ。
どうなるか予想つくだろうに、人ごみに「男」を追ってくる終一もバカすぎ…。
さっさと撃たずにグダグダ喋ってる内に操られちゃう叶絵や柴本刑事も……
数え上げたらキリがないツッコミ所の連続…。どーする~……。
心の中でツッコみ続けていたおかげで眠気には襲われなかった。
それが良かったところ。
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