恒例の年間ベスト2022年です。
……と偉そうに「恒例」とか言っているけれど、恒例というより、もうこれしか書いてないよね(笑)
本年は何やかんや仕事が忙しく、またコロナ禍以降DVDをレンタルしに行くということもなくなり、DVDをレンタルしないと「いつまでに返す」という縛りが無いので「ネットでいつでも見れる」という安心感から家で旧作をほとんど見なくなり……
つまり鑑賞本数が減っていきます。はい。今年も少ないです。
見損なったなぁ、と思う作品が多く、特に『トップガン』や『アバター』のような大型作品を観ていない自分……。
これは尖っているわけではなく、まだ当分終わらないから早く終わっちゃいそうなものを先に観よう、と後回しにしている内にですね……何だかどうでもよくなっていくという……。(そういう作品、結構あるある)
では。いつも自己満足ですが、いつも以上に自己満足です。
2022年 観た映画ベストランキング
・順位はあくまでも私感です。
・評点は観賞後すぐにメモ的にレビューを入れている「Filmarks」https://filmarks.com/users/kukucoo の評点を引っ張っています。(しかし順位を決めていく時点でコロコロ変えています……「Filmarks」の評点とはかなり誤差がありますが気にしないで…)
・タイトルには関連感想記事、あるいは「Filmarks」レビューへのリンクを貼っています。
・評点が全体的に低いように見えるかも知れませんが、2.5を平均に考えているので、たぶん、高め?そして1点台と4.1点以上は滅多に付けないように心がけております。ご参考までに。
2022年に劇場公開された作品(私感のベストランキング)
- PLAN 75
- 川っぺりムコリッタ
- さかなのこ
- ベイビー・ブローカー
- ある男
- THE FIRST SLAM DUNK
- ザリガニの鳴くところ
- カモン カモン
- ハケンアニメ!
- スーパー30 アーナンド先生の教室
- フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
- THE BATMAN-ザ・バットマンー
- ナイトメア・アリー
- ヘルドッグス
- ベルファスト
- 流浪の月
- 死刑にいたる病
- 犯罪都市 THE ROUNDUP
- ちょっと思い出しただけ
- 百花
- オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-
- 線は、僕を描く
- すずめの戸締まり
- 野球部に花束を
- ブレット・トレイン
- サバカン SABAKAN
- 警官の血
- フラッグ・デイ
- アイ・アム まきもと
- ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
- エルヴィス
- クライ・マッチョ
- 母性
- ガンパウダー・ミルクシェイク
- ハウス・オブ・グッチ
- ナイル殺人事件
- ウエスト・サイド・ストーリー
- アムステルダム
- 帰らない日曜日
- ザ・メニュー
- 息子の面影
- ラーゲリより愛を込めて
- MEN 同じ顔の男たち
- きさらぎ駅
- キングダム2 遥かなる大地へ
- 大河への道
- 犬王
- 決戦は日曜日
- 沈黙のパレード
- 魂のまなざし
- コーダ あいのうた
- 99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE
- 極主夫道 ザ・シネマ
- バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版
- あちらにいる鬼
- 渇きと偽り
- 靴ひものロンド
- あなたの顔の前に
- シン・ウルトラマン
- ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
- NOPE/ノープ
- コンフィデンスマンJP 英雄編
- ドリームプラン
- ウェディング・ハイ
- 余命10年
- ノイズ
- マイ・ブロークン・マリコ
- ゴーストバスターズ/アフターライフ
- Dr.コトー診療所
- 異動辞令は音楽隊!
- 峠 最後のサムライ
- 犬も食わねどチャーリーは笑う
- シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―
- 牛首村
- グッバイ・クルエル・ワールド
- ブラックナイトパレード
- カラダ探し
- この子は邪悪
- 大怪獣のあとしまつ
- ホリック xxxHOLiC
- “それ”がいる森
2021年以前に公開された作品(特にベストランキング設定ではないです)
2022年度公開 邦画 45 外国語 36
2021年以前公開 邦画 0 外国語 1
計 82本
2022年 映画のベストまとめ
月日が経つごとにコロナ禍の自粛から世間も解放されていき、先日ユナイテッドシネマで『ブラックナイトパレード』を観た時はついに検温がなくなった。
(もっとも、元からコロナに検温なんて意味ないって私は知ってる(←無熱で陽性になった人だよっっ!はい、今年、罹患しました!))
個人的には、咳をエホエホしている人はコロナじゃなくてもマスクしとけよって思ってる。
まぁ、コロナがただの風邪くらいに軽くなってくれれば、とても有り難い。けれど不安は残る。(そして「席ひとつ空け」というディスタンスは継続してほしいくらい好き)
さて……。
鑑賞本数は少ないながら、2022年も良い作品にたくさん出会えたな、と心から思っている。
そして今年も邦画が実に豊作だった。
こうやってランキングしてみたら上の方、邦画ばかりじゃありませんか……。
本年も当方、足を捻挫してガツガツ出かけられなくなったり、コロナになっちゃって1週間も引きこもりさせられたりしていたので、何本も見損なったものがあります。
年内に『さがす』と『モガディッシュ』は見たかった……きっと、もう無理(だってもうあと23時間しかない)。
とりあえず、いつものように上20位辺りまでと、下の方10位辺りまで以外は、もう適当に並べてあるだけです。適当なので順位について突っ込まないでください。
で、なぜか1位の『PLAN 75』ですが……。本当に、「なぜか」なのですよね。私、この映画がちっとも好きではないです。恐いですもん。
公開は6月ですね。もっと年頭に観たように記憶していました。
見た時は、「75歳以上は選べる」のではなく、洗脳と追い込みによって「選ばさせられている」と思って見ていたのです。何という恐ろしい世界だと。
しかし、これを見てからわずか半年で、この作品の中の制度が羨ましくなってきたのです。今この映画を観たら、私も感想に「選べる」と書きますよ。
税金は上がるらしいし、年金は減るらしいし、物価は上がる一方だし、ニュースを見るたびに不安でいっぱいになる昨今。
ドラマや映画で介護問題や孤立老人や墓や家の問題が描かれるたびに。
残虐なニュースで溢れる現実社会を知るたびに。
なるほど。こうやって追い込んでいけば、PLAN75にサインする人は増えるだろうなと……まるで予言の書のように頭から消えない作品になったのです。
今の、そして今後の日本を映す鏡。
『川っぺりムコリッタ』『百花』『アイ・アム まきもと』などでも親の末期は描かれ。
『カモン カモン』『靴ひものロンド』『フラッグ・デイ』海外でも子育てと親の問題は共通の社会問題。
貧しい老人でも子供世代の負担にならないようにと考えると……その先にあるのは『PLAN75』だなって。
とんでもない映画です。これ。
今後も、何か起きるたびに、何か見るたびに、私はこの映画を思い出すだろう……と考えたら1位にせずにはいられなかったのです。
一番好きだった映画は……何だろう。『野球部に花束を』かも知れない(笑)かわいい。
2022年 訃報
俳優・監督・スタッフ・脚本家など。
(敬称略)
- 石原慎太郎(太陽の季節)
- 西郷輝彦(昭和「御三家」)
- 宝田明(代表作、選べない)
- 山本圭(『SP』の総理が印象深くて)
- 柳生博(クイズハンター)
- 渡辺裕之(ファイト一発…)
- 小林清志(永遠の次元大介)
- 久野綾希子(劇団四季)
- ウォルフガング・ペーターゼン(『ネバーエンディング・ストーリー』『トロイ』)
- 上島竜兵(『やんごとなき』出演中だったのに…)
- 山本コウタロー(渡鬼・親父バンド)
- 島田陽子(犬神家の一族・美しい珠世さま)
- 古谷一行(永遠の金田一耕助)
- 仲本工事(ドリフターズ解散後は俳優のお仕事も)
- 渡辺徹(ラガー、カッコ良かったな)
- 崔洋一(『血と骨』)
- 青山真治(『共喰い』)
- 水木一郎(アニソンの帝王!)
- 佐藤蛾次郎(寅さんのところへ……)
- あき竹城(『楢山節考』)
- 志垣太郎(俳優として多作品に出演…そしてアンドレの中の人だった…)
ありがとうございました。安らかに。
2023年は、『近江商人、走る!』が1本目になるのではないかと思います。または『非常宣言』かな。楽しみです。
レビューはほぼ書けておりませんが、来年もよろしくお願いいたします。
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