マザー
監督: 楳図かずお
キャスト: 片岡愛之助、舞羽美海、真行寺君枝、中川翔子
公開: 2014年9月27日
2015年5月5日。DVD観賞
いや…そんなに期待していたワケじゃないけれども、赤白シマシャツ着たラブりんのカバーがちょっと気持ち悪かったから……。。
あ、ホラーとして恐さはあまり期待しない方がイイかも。むしろ笑…(略
あらすじ
数々のヒット作、名作を放ってきた漫画家・楳図かずお(片岡愛之助)のもとに、ある出版社から彼の半生を記した書籍の企画が舞い込んでくる。その担当編集者となって取材を重ねる若草さくら(舞羽美海)は、楳図の創作の原点が亡くなった母親イチエ(真行寺君枝)にあることを知る。やがて、別荘の窓に残された謎の手の跡、タクシーの隣席に存在しないはずの人影、楳図の周りに漂う紫煙、イチエの葬式の参列者の写真に写る彼女自身の姿と、調査を進める彼女と楳図の周囲で恐ろしい現象が頻発する。(シネマトゥデイより引用)
簡単感想で。
楳図かずお先生の漫画は大好きで子どもの頃からずいぶん読んでいる。自分がホラー好きになった原点の作家だと思う。
でも、子どもの頃から薄っっすらと思っていたけれども…楳図せんせーの描く恐怖って爆笑と紙一重よね…。。ギャーーーーグヲァァァァァーーーぐわしぃぃぃ!!!!!って感じ?。
それがそのまま実写になったようなホラーであった。
映像的には漫画を入れ込んでみたりPOV映像にしてみたり凝っている感はある。←恐くはないけどね。。
ストーリーは母と息子の物語。お母さんから独立しなきゃ男の子は一人前になれないのよ。でも、母としては息子を離したくない。
自分もよく息子らに「死んだらあんたらの所に行くからね~~~」と言っているのでそこはあまり笑えないかも。(お礼参りじゃないでよ…)
楳図せんせーのお母様は本当に「イチエ」さんとおっしゃるんですね。こんな描き方したら本当に来ちゃうかもよ。。
キャストがみんな上手い具合に楳図顔だった。ショコタンは前々から楳図せんせーがよく描く女の子みたいな顔だよなと思っていたんだけれど…。
らぶりんも楳図顔だったとは初めて気づいたよ。すごいキャスティング。
EDのショコタンの歌はぜひ全部聞き終えて下さい……つまり、えっと、エンドロールが完全に終わるまではディスクをストップしないように~~。。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
お礼参りって…復讐かよっっ!!
親から愛されず孤独で、おまけに傷物にされて縁遠くなり、結婚してからは男狂いと…地元の伝説を作っていたのはイチエさん自身だった。
親戚からも家政婦からも馬鹿にされて、夢で見た通りのお礼参り~~~…。。
本当は「子の年・子の月・子の日・子の刻…」(1936年11月?)に生まれたらしい かずおの誕生日をわざわざ自分と同じ誕生日に修正して届け出たのはなんのため?
「お前、似てきたね」
結局、かずおは自分を犯した男の子どもで、イチエはその男にひと目ぼれして探していたというオチらしい。
母親としてこの長男だけを深く愛していて、女としてこの子の父親を探し求めていた。なんか、凄いな。このまま民話のヘビ女にされても仕方ないな。(実際にそんなお母さんだったのかどうかは知らないけど、届け出の誕生日が実際の誕生日と違うのは事実らしい。)
「愛してるよぉぉぉぉぉ」の映像はチープだったけれども、ちょっとウルっとなりかけた。
だって、母だもの。
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