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『イニシエーション・ラブ』謎解きよりも恋愛劇に集中してね

イニシエーション・ラブ   

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監督: 堤幸彦  
キャスト: 松田翔太、前田敦子、木村文乃、亜蘭澄司、三浦貴大、前野朋哉、森岡龍、矢野聖人、藤原季節、吉谷彩子、松浦雅、八重樫琴美、大西礼芳、佐藤玲、山西惇、木梨憲武、手塚理美、片岡鶴太郎、森田甘路
公開: 2015年5月23日

2015年5月25日。劇場観賞

ラスト5分が何チャラとかネタバレするとうんたらとか散々宣伝されているけれども、そこばかり気を配って見ていると案外ガッカリする結果になるかも知れないから気をつけて……。。

普通~に恋愛劇として見ても割と面白いから。

 

◆あらすじ
バブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木(松田翔太)は、そこで歯科助手として働くマユ(前田敦子)と出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子(木村文乃)と出会い、心がぐらつくようになる。(シネマトゥデイより引用)

 

簡単感想で。

正直、ネタバレは作品自体があちこちに仕込んでいるので気づく人はきっと気づく。だから、むしろ「騙されよう」くらいの気持ちでポーッと見た方が楽しめると思うの。

ちなみに当方50%は気づきました。…が、半分は気づかなかった…なぜって元々〇〇が苦手なのでパッと見、覚えようって気がないんだよね。だから〇〇が大好きなのに試験では結構苦労したんだ…うん…。(「〇〇」の中身は下のネタバレ欄で。)

で、よくよく考えればの「〇〇」の正解も劇中でヒント出されてたんだよね。あら、そう考えるとすごい仕組み。

仕掛けを頭から抜いて恋愛ものとして見てもなかなか良かった。ネタとしてはあり触れているかも知れないけれども恋の始まりから終わりまでのワクワクする楽しさと引きちぎられる悲しさは胸を打つ。

前田敦子はあまり好きな方じゃなくて、行くかどうかも迷っていたくらいなんだけれども可愛かったわ前田敦子史上一番可愛かったわ。ホレるわあんな風に見つめられたら。

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木村文乃さんも魅力的だったし、主人公()を取り巻く2人の女性の魅力は堪能した。

80年代の風景やファッション、音楽も懐かしかったよ。ただし、メイクは違うね。ファンデはもっと白かったし、眉毛が違うから。圧倒的に違うから。。

翔太目当てで観たんだけれども翔太はね……まぁ…そこもネタバレ欄で…。

ま、何の先入観もネタも仕込まずに見に行く事をお薦め。それから見終わった人はきっと語りたい気分になるだろうけれども、未見の方のために劇場の施設の中では一言も発しない事をお薦め。。>

ここから下ネタバレ観てない方は観てから読んでね 

    


 

さ…盛大にネタバレすっぞ…。

松田翔太を観に行ったというのに上映開始…どのくらいなんだ。翔太が出てきたのは1時間くらい待った気がする。

「タック…」→「たっくん」にはすぐに気づいたのに、その中身については別人だと気付かなかった私。

えーーまさかこの人が痩せたら翔太になるのか、むりむりむり…と普通に思ってたからね。(ホント、失礼しました…。)

キャスト名は「鈴木夕樹・亜蘭澄司」という事になっているけれども、これは「アラン・スミシー」ネタなのね。実際の俳優さんは「森田甘路」さんとおっしゃるナイロン100℃の方らしい。(存じ上げず重ね重ね失礼しました…)。

 

ネタを羅列すると…

・「タックn…」からの「パンツのタック」話は唐突過ぎだから、こいつ「タックン」という元カレがいるよねとは想像できてしまう。
・それどころか歴代の彼氏の名前全部タックンで統一してるだろと…。
・「便秘で入院」シーンも堕ろした?と想像できる。
・「ルビーの指輪」も失くしたとは思えないのでこの時に乗り換えたね、と。

つまり、マユにタックンという元カレがいる…ところまでは想定内だったわ。

まさか時系列がゴチャゴチャ混ざっていたとはね~~…。。

初めからsideAは鈴木夕樹。sideBは鈴木辰也だった。悲劇のヒロインは二股女だった。

くっそ、タックンめ、イケメンになった途端にDVかよっ!

と、同情した私が甘かった…。。

ああ、でもさぁ…それでも、子どもを堕ろさせるような男は罰当たって当然だろ、と思う。あんな男はスペア作られたって文句言えないわ。

に書いた「元々〇〇が苦手なのでパッと見、覚えようって気がないんだよね。だから〇〇が大好きなのに試験では結構苦労したんだ…」

の答えは「数字が苦手なのでパッと見、覚えようって気がないんだよね。だから歴史が大好きなのに試験では結構苦労したんだ…」 でした。

国名や人名はスラスラ入るんだけど年号がなかなか入らないんだよね。。

数字を覚える意志が欠落しているから劇中に出てくる日付(年も入ってた)をあまりちゃんと見ていなかったのね。マユのセリフにちゃんとあったよね。

「数字覚えるのは得意なんですよね?」

ヒントはここかしこに散らばっていた。「高い本」もね。贅沢して買ったんじゃなくて、あの時、夕樹タックンから借りたもの。探せばいっぱい出てきそう。

だから、もう一回見たい気持ちはある。けれども、まぁ…ジックリ見るためにも次はテレビでいいんじゃないかなって気がしてる。。

『イニシエーション・ラブ』公式サイト

 

 

 


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・象のロケット

★前田有一の超映画批評★

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comment

  1. nakakuko より:

    たっくんさん
    >もっかい映画館に行く気はなくても、一回目と二回目で違った楽しみ方のある作品ですね。
    ですよね~~!
    気になる所を再確認したい気持ちはあります。
    >なんかやたらカニが出てきたけど、
    そうそうそう!思っていたんですわ。
    ラブホの入り口もそうだったし…ちょっと気味が悪かったです。
    (でもカニは大好きです!)

  2. たっくん より:

    自分は原作ほとんど読んでないけどオチだけ知ってる状態で見ました。
    A面は見ていていたたまれなかったです…Aたっくん不憫すぎる!
    「こいつよくもぬけぬけと…」と何回思ったことか。
    もっかい映画館に行く気はなくても、一回目と二回目で違った楽しみ方のある作品ですね。
    あと、なんかやたらカニが出てきたけど、翔太が福井出身設定だからですかね。

  3. nakakuko より:

    BROOKさん
    >“エアジョーダン”
    ですよね~あれも重要アイテムでしたわね。
    走る翔太に見事に騙された私ですわ(笑)
    >私も2回目を観るなら、もうテレビ放送で良いかなぁ…と。
    その方がゆっくり見られるしね。
    ツイッター実況とかもできちゃうしね(笑)

  4. BROOK より:

    この作品って、Side-AとSide-Bの繋ぎ目である“エアジョーダン”が巧く作用していたような気がしますね。
    前半のたっくんから後半のたっくんへ…
    痩せたら、松田さんになるのか?と、たしかに思うように出来ていました。
    あれで騙されるようになっているようで…(苦笑)
    しかし、ヒントもかなりばら撒かれていたので、
    途中で気付く人は気付きそうですよね♪
    私も2回目を観るなら、もうテレビ放送で良いかなぁ…と。

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