劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸ノ篇
監督: 堤幸彦
出演: 戸田恵梨香、加瀬亮、向井理、大島優子、竜雷太、北村一輝、栗山千明、香椎由宇、有村架純、遠藤憲一、KENCHI、浅野ゆう子、神木隆之介、城田優、田中哲司、安田顕、真野恵里菜、三浦貴大、イ・ナヨン、渡辺いっけい、森山樹
公開: 2013年11月1日
2013年11月13日。劇場観賞。
しゃっくりはね…両耳の穴を指で一度にしばらく塞いでいれば止まるんだよ…。(ほんとだよ)
私にとって「SPEC」はだんだん「エヴァ」みたいな感じになっているよな~と思った…。
テレビシリーズの時は本当に大好きでそれこそかぶりつくように見ていたのに、時間が経ちすぎて劇場版になって、それも引っ張られ引っ張られて、楽しみにする気持よりも燃え尽きた後に余計な物を見せられているような気分。
しかし、ファンとしては続きがあれば見てしまうので…なんだかんだ作り手の思惑通り?
今回は前作「SPEC~天~」よりもますます余計な事してくれたなって気がしている。
「ケイゾク」から続いてきた大事な物を…ぶっ壊すとは…。ファンとしては許し難い暴挙。。しかも、そこ、引っ張りすぎだし。
正直、回想シーンも多く、ネタに走りすぎて笑えもせず泣けもしなかった。
もっともっと深くて、「凡人にない能力」を持ってしまった人間と排除したい人間の恐れや差別などの苦悩を描く作品だったはずなのに。
でも、まだ前半だからね。
たぶん、後半で…予想では全部元に戻る予定。うん。きっと。
だって〇〇〇〇〇ールドなのだから~!
…って事で、感想のほとんどはネタバレ欄↓ で。
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当麻が左手との葛藤で苦しんでいるシーンはアシタカ思い出した。← by もののけ姫
面白かったのは、城旭斎浄海(じょうきょくさい じょうかい)のジョジョ立ち!!
ってか…結局、この人はプロフェッサーJじゃないの?
キャスト、香椎由宇さんだよなぁ…と思いつつ、まつ毛盛りすぎで確信が持てず、EDで確認しようと思ったら無いし。
それはいいとして……。
な~んで「ケイゾク」から引き継いできた大事なキャラクターである野々村係長をこんな所で殺してしまうんだろ。
野々村係長と雅ちゃんの関係はもっと軽くてキュートなネタの1つだったはずだ。
最後に雅ちゃんを泣かせてこんな暗くて重いシーンを作るなんて、シリーズが進む内に有村架純ちゃんの知名度が上がって脇役では済まなくなったから見せ場を作ったのでは…とか、勘ぐってしまうほどだ。
いつも楽しいシーンだったのに、こんな描き方はしてほしくなかった。
泣けなかったのは、どう見てもネタでしかないミイラ化からの復活を遂げた吉川が臨終シーンにずっといるから。
瀬文にしたってそうだけれども、信じられないほどの生命力で復活する登場人物がいっぱいいるのに死を描かれても全くリアルに感じられないのである。
どうせ死なないんでしょ……と、どうしても思ってしまうのだ。
…で…、どうせ復活するでしょ。
野々村係長も、おばあさまも。
今回、当麻の父がなぜ命を狙われる事になったのかについて語られた。
(あれっ… でも、あれは地居が当麻とニノマエの壮大な姉弟げんかを作るために仕掛けたんじゃなかったっけ?)
そこで出てきたのが、当麻の父が実はパラレルワールドを研究していて異世界と交差する道筋を見つけたとかなんとかそういう事。
これで何だか結末が見えた気がしてしまった。
スペックホルダーを滅ぼすための「シンプル・プラン」を進行しているこの世界。
パラレルワールドにはきっと、スペックホルダーと共存する世界も並行している。
スペックホルダーがいない世界もあるかも知れない。
最終的には、パラレルワールドが交差して、争いのない世界に登場人物は飛ばされる。
死んだ人たちはみんな復活し、みんなで平和に生きている世界が登場人物が生きる「世界」になる。
ファティマ第三の予言で消滅する世界には当麻だけが残る。 そして、当麻は姿を消す。
そんな気がする。←妄想。
…で…白い帽子の男、セカイの役回りがよく解らない。
そして、連ドラ中、あれだけこの世界を掻き回していた津田助広は何処へ行ってしまったんだ。
私ゃセカイが津田だと思っていたのに…(そして、津田は朝倉だと思っていたのに)。
まだ後編「~爻(コウ)ノ篇~」に続くので、後編ではぜひ納得でき、感動できる最後を見せていただきたいよ。
「~爻(コウ)ノ篇~」も、こんな回想シーンとダラダラでて繋ぐ内容だったら、私ゃ2本で1本分の値段にしろと騒ぐかも……。
最終評価は、29日公開の「~爻(コウ)ノ篇~」を待つ!
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