西遊記~はじまりのはじまり~~ 西遊 降魔篇 ~
監督: チャウ・シンチー、デレク・クォック
キャスト: ウェン・ジャン、ショウ・ルオ、スー・チー、ホアン・ボー、クリッシー・チョウ、シン・ユー、リー・ションチン、チウ・チーリンスー・チー、チェン・ビンキャン、チェン・シーハン、ルー・ゼンユー、ヤン・ディー、グ・ハンユー、フォン・ミンハン、ユエン・ルン
(吹き替えキャスト)斎藤工、貫地谷しほり、山寺宏一、近藤春菜、箕輪はるか、神谷浩史、羽佐間道夫、田中真弓、桜稲垣早希
公開: 2014年11月21日
2014年12月1日。劇場観賞
あいや~~楽しかった~~!
あの『少林サッカー』のベタベタな面白さとパワーが溢れ出る作品だった。
アクションの迫力、セリフの楽しさ、笑って、ツッコんで、ウルッとして、また笑う…最高のエンターテイメントだ。さすがチャウ・シンチー!
あらすじ
時は「西遊記」から遡り…
妖怪ハンターの玄奘は「わらべ唄 三百首」を手に、妖怪を退治するのではなく善の心を呼び覚ますハンターになろうと悪戦苦闘していた。
わらべ唄が通用しない妖怪に出くわして危機一髪のところを美人妖怪ハンター段に救われた玄奘は、以降、彼女につきまとわれる事になる。
「西遊記」といっても我々がドラマや小説やアニメで見てきた物ではなく、そこに到るまでの「エピソード・ゼロ」である。孫悟空はまだキン斗雲に乗って飛んだりしていません。…というか、ラストの方まで出て来ません。
出て来た時はあまりのイメージの違いにビックリするよ…。これが沙悟浄になってもいいんじゃないかってほど寂しい頭。
悟空も面白いけれども、妖怪ハンターのみなさんが個性豊かでとにかく楽しい。
玄奘にメロメロになっちゃう段ちゃん。キレイ、可愛い、色っぽい…。うーーいいキャラ。♥
戦闘能力も高すぎ。こういう映画ではアクションが様にならなければお終いだもんね。カッコ良かった~。♥
最強ハンターのメインキャラは「足じい」「虎筋蟷螂(かまきり)アニキ」「空虚王子」。
個人的には空虚王子、好きだったよ。美しそうで顔色悪すぎ、虚弱だけどちょっと強い、花道は自力で造る、花を撒いてくれるのはおばちゃん。
欲を言えば、このキャラたちがもう少し活躍する場が欲しかったかな。
CGもなかなかにファンタスティック…仏出現までの流れには見入ってしまった。あ~…これじゃ、勝てるもんなんか何者もいない。
頑なに「個人の愛」を拒み続けた玄奘が本当の意味で「愛」を悟るラブストーリーでもある。
玄奘のウェン・ジャンは、あの『海洋天堂』の大福だったのね~全然気づかなかった!
アクションとハチャメチャなコメディを楽しんで、やっと西遊記へと繋がる所で物語は終わり……何でその曲で閉めるんだ。
色々あるので後味スッキリとは行かないよな…と思っていたけれども、ラストの曲でぶっ飛んだ。
続編、待ってる!
※公開2週目の映画の日で、劇場貸切り状態だったんですけど!
いや、ホント面白いので、迷っている方はぜひ劇場で~~!
以下ネタバレ感想
なぜ「Gメン’75」のテーマ(爆)
「わらべ唄三百首」だけが頼り、人情とど根性だけのヘタレ妖怪ハンター。愛は人類全体の愛だけだと思っているから個人の愛は受け入れない。段ちゃんが可哀想に思えちゃったよ。
まさか、あの指輪が悟空の頭を締め付ける金の輪になるとはねぇ…。自分が殺した三蔵法師の恋人の愛に罰せられつつ天竺へ旅立つわけだ。
そして、三蔵法師は愛を受け入れなかった自分を罰する旅にもなるに違いない。
「男女の愛は大いなる愛の一部でした」
全て失って愛を悟る。
段ちゃんに見守られつつ天竺へと…ロマンティックな新解釈「西遊記」。
手の平で踊らされている…とはよくいう言葉だけれども、手の平どころか宇宙全体が仏ではね…勝ち目がないわ。世界、宇宙、その物が仏。
つまり、私らは神々の遊び…の中で生きているんだ。…と思うと、悟空みたいにちょっと反抗したい気にもなるかもね。
…って語るほど真面目なストーリーではなかったよね。
ただただ楽しかった。♥
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