二流小説家-シリアリスト-
監督: 猪崎宣昭
出演: 上川隆也、片瀬那奈、伊武雅刀、武田真治、平山あや、小池里奈、高橋惠子、本田博太郎、黒谷友香、賀来千香子、でんでん、長嶋一茂、戸田恵子、中村嘉葎雄、今野敏、佐々木すみ江
公開: 2013年6月15日
2013年6月25日。劇場観賞。
原作はデイヴィッド・ゴードンによる同名小説。未読です。
簡単感想で。
だって、書けないよ。こんな映画の感想…。
もう~殿が可哀想すぎて。
いや、見る前から嫌な予感はヒシヒシとしていたけれども、私はただ上川隆也が好きだから。
映画初主演とは驚いたけど、言われてみればそうだから。
だから見に行ったんだ。大きな画面で殿が見たかったんだ。
だからいいんだ。どんな映画だって。
…という事で納得させて。
アダルト専門の小説で何とか食べている自称…自嘲・二流小説家・赤羽一兵は、ある日、連続猟奇殺人犯の呉井大悟から呼び出しを受け、自伝小説を出版してほしいと頼まれる。
まず、自分にファンレターを出してくる女たちとの官能小説を書くように言われた赤羽は、金と好奇心目的で彼女たちにインタビューするために接触。その日から、赤羽は事件に巻き込まれていく。
とにかく、どこかのドラマで見たようなありきたりなストーリー。犯人も少ない候補から考えればすぐに想像がつく。クライマックスはマジですか、な展開…。
こんなに危ない目に遭っているのにこの仕事を推奨し続ける姪。いや、久しぶりに見た小池里奈ちゃんは可愛かったけれど。でも、ウザい。
よく各局が作っている2時間ドラマサスペンスみたい。
猟奇的な映像も最初はゲゲッと思ったけれども、全てが同じ形態のご遺体なので目に慣れてくる。
一から十まで「こんなもんか…」で終わった残念な映画だった。
たぶん、今年上半期に見た邦画の中で一番残念だった。
それでも、上川隆也ファンとしては、ビックリ顔や困り顔の殿には充分満足した。だから、それだけでいいんだ。
原作は「このミス」で1位になっているほどなのはだから、きっと面白いのだろう。
もう特に読む気もないけど。
特筆する事と言えば、武田真治の狂気の演技が素晴らしかった事。
この人は、一体いつまでこんなに美しいんだ。
私は藤原竜也が好きで『藁の楯』の藤原くんには何の不満も無かったけれども、この武田真治を見た途端に、あ~清丸はこれだな…と思ってしまった。
それくらい真に迫っていた。この人だったら何でもやりそう。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
そもそも呉井が檻の中にいる限り犯人は呉井ではあり得ないのだから、「誰か」がやっている事は確か。
呉井の母の話を聞いたらもう、ああ、弁護士が母なんだな、と思ってしまった。
こういう話ってよくあるけれども、女の腕で人の頭を切り落とすのって大変だと思う。
だからこその意外性…を狙っているのだろうけれども…あんなにたくさん…大変だよね。
これはもう、本当に2時間ドラマでいいでしょう。火サスみたいな枠で…。
最後には刑事と連れ立って推理まで始めちゃって…。
赤羽はこの先、探偵になればいいと思う。その方がきっと稼げるわ。
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