リンカーン/秘密の書
~ ABRAHAM LINCOLN:VAMPIRE HUNTER ~
監督: ティムール・ベクマンベトフ
出演: ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー、アンソニー・マッキー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ルーファス・シーウェル、マートン・ソーカス、ジミ・シンプソン、ジョゼフ・マウル、ロビン・マクリーヴィー、エリン・ワッソン
公開: 2012年11月1日
2012年11月1日。劇場観賞。
私は実話ベースの物語が好きだ。
私はファンタジーが好きだ。
しかし、何となく変な風に融合した作品はビミョーだ。
…けれども、これは面白い発想だな、とは思った。まさか……
南北戦争ってこんな戦争だったとは!!
南が奴隷解放を反対していた理由がそんな事だったとは~~!
リンカーンがそんな人だったとはーー!
昨日観た「アルゴ」よりも衝撃の史実…←違います。
たぶん、ティム・バートンが製作に関わっていなかったら見に行かなかったと思う。
ツッコミ所は満載だったけれども、エンターテイメントとしてはアリ…。
予告では、何かの訓練をしているように見えていただけだったけど、ヴァンパイヤ物だったのね。
(原題にはちゃんと「VAMPIRE HUNTER」と付いていた )
映像はクラシックな雰囲気が今イチ足りない気がした。ティム・バートンっぽさは、あまり感じられなかった。
その代わり、戦闘シーンや演説シーンには臨場感がありました。お馬がいっぱい……のシーンには思わず見入る。
当方は近隣の劇場が2D上映しかなかったことと、元々3Dメガネが嫌いなので2D観賞したのですが、こういうシーンは3Dで見た方が面白かったかも。
私が見たかったものとはちょっと違ったけれども、ストーリー的にも映像的にも面白い試みだと思う。
迫力ある映像を楽しむためにも、ぜひ劇場で。
ここから下ネタバレ↓観てない方は観てから読んでね
何で斧!?何でバトンのような練習!?
と、思いつつ、迫力あるからまぁいいか。
仮住まいだったのにいつの間にか立派な結婚式挙げたりしてるし、ハンターばかりやってて仕事はーー?
など、色々とツッコみつつも、何となく「まぁいいか」でスルスルとストーリーは流れる…。
どちらかというと、ストーリーよりも映像を楽しむ作品だと思った。
奇想天外な話ではあるけれども、ヴァンパイヤの目的を南北戦争にこじつけたり、子どもが早く亡くなったりする部分は史実も上手く融合させていて面白かった。
しかし…
あれは、ヴァンパイアというよりゾンビだよね。
私の中ではヴァンパイアというのは殺られると消滅するものなので、最初の内はどんどん首を埋めていくリンカーンを見て「これって実は吸血鬼だという妄想に陥って大量殺人している危ない人なのでは…」と思ってしまった…
有名な
「人民の人民による人民のための政治」
シーンはちょっと嬉しかった。
この監督で普通にリンカーンの伝記を1本作ってもらいたい…。
と、思っていたらスピルバーグ監督で「リンカーン」公開されるんですね。
個人的には、そっちの方が楽しみかも……。
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